劇団四季『壁抜け男』初見!
先日、ずっと観たい観たいと思っていた演目である『壁抜け男』を観る機会がやっと訪れた。自宅を出て劇場にたどり着くまでの移動中はほぼ爆睡。あっという間の移動だった^^;劇場に行く前に、いつものように(と言ってもけっこう久しぶり)旧芝離宮恩賜庭園で外で景色を見ながらぼんやり食事。ただ、この日はすごく寒くってゆっくり食事している状況でもなくすぐに劇場へ行ったけどね。客席は土曜だと言うのに案外空いていて入場率8割前後って感じだったかなぁ~。演目的に20代以上の人がほとんどだった。開幕してすぐに、どの曲もすごく耳ざわりがよくて聞き覚えのあるような懐かしさでいっぱいになった。作曲は、ミシェル・ルグラン。彼の作品「シェルブールの雨傘」はあたしがとても好きな曲の一つ。う~ん、どうりでこの懐かしさ。デジャヴ。この演目中では、特に「商人のワルツ」がお気に入り^^ファンタジックな内容のドラマは実はあたし自身はあまり好まないのだけれどこの作品は曲のよさからか、テンポのよさからか退屈や違和感を覚えることはまったくなくて。休憩を挟んでの2時間15分は、正直あっという間だった。で、カーテンコール。号泣するほどのドラマチックな内容ではない(←いい意味で^^;)のにこのタイミングで、あたしは号泣してしまった。どの俳優さんもそれぞれに最高のものを出してくださったしそのすべてがうまいことかみ合って演目全体がとても高い完成度で。それらをゼロから作り上げ、こうやって毎日それらを保ちながら出し切るために俳優さんたちがどれほどの努力をしていることか…とかいろんなことを考えていたらもう、感動しちゃって。となりのシニア夫婦が「えっ?今?今泣くの???」って顔をして一瞬あたしの方を見たようだったけどあたし的にはどうしようもなく(苦笑)こんなに完成度の高い舞台はいつぶりだろう…といういい余韻に浸りながら劇場を出てすぐさま観劇仲間にメール^^そんな余韻をできるだけこぼさないようにどこかでお茶に立ち寄ることもなく舟和のいもようかんとくずもちを自宅用に買いそのまま、まっっっっっすぐ自宅へ帰った。帰りの移動も爆睡だったけどね…^^;一瞬ではあるけれど、いい気分転換の時間になった。