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2009/09/09
カテゴリ：先生はサンタさん！
以前に我が校で学力テストと生活アンケートを実施した業者さんをお招きして、キャリア教育関連活動の仕上げとして、昨日、中学2年生を一堂に集めてお話しをして頂きました。
その中で、「勉強はもちろんのこと、今の時期は部活なども一生懸命やることが大切である」という文脈で、以下のことを尋ねられました。 あなたが会社の人事担当者だとして、採用したいと思うのはどの人ですか？ 1.有名大学卒で暗い 2.無名大学卒で明るい 3.高卒で茶髪 生徒達の回答では1.よりも2.が多く、「勉強だけではダメということが分かりますね。」との説明でしたが、私は、ホームルールでクラスの生徒に補足説明をしました。 「今日、お話しに来てくださった方は、分かり易いようにあの様に説明されたし、 みんなが「有名大学卒で暗い」人よりも「無名大学卒で明るい」人を採用したい という判断もよく分かりますが、実際の社会では、 そうはならないことも覚えておいてください。 実は、大企業では、非常にたくさんの人が就職を希望してくるので、 その全てと面接することはできません。 その結果、無名大学卒の場合は、面接もしてもらえず、 明るい性格であることをアピールする機会さえないまま落とされる場合も多いのです。」 生徒達は、その話に非常にショックを受けましたし、「勉強が全てではない」という文脈で話されたものを敢えて否定する様な形になってしまいましたが、実はその前日に生徒達が大学生の話しを聴き、「今の時代、入ろうと思えば誰でも入れて、誰でも卒業できる大学もある」と言われた結果、「勉強をしなくても大学に入れるのであれば、それが一番楽な選択だ」と理解してしまった者が少ながらずいたからなのでした。 色んな立場の人のお話しを聴くことは、もちろん生徒達にとって非常に有意義だと思いますが、ある程度教師が入って正しく情報を整理してあげないと、誤った文脈で生徒達が理解してしまう恐れがあることを実感しました。 現在「語学と心のかけ込み寺」は何位かな？「教育ブログ」のマークをクリックして頂ければ幸甚です。ご協力お願い致します！  にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2009/09/10 12:25:18 AM
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