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はぁ…、このところ、アカデミー賞だ、ジョニーだと浮かれていたら、
昨日仕事上で大失敗をして凹んでいます。 何をしたって? まぁ、聞いてくださるな。(T_T) ダメダメ!気を引き締めて仕事!仕事! …と言う訳で!今日はインストOFFの日ですが、入力の仕事をがんばっています。 ただ手書きやワープロ打ちの原稿をそのままテキストファイルにベタ打ちするだけの仕事なのですが、 誰にでも出来るのかと言われればそうでもないこともあります。 その「手書き」が曲者なのであります。 すばらしい筆跡の方がみえますゆえ、かなりの国語力を要する場合もあります。 (何~か今日は、口調ならぬ文調が変ですな。ま、いいや) 判読が難しいときは、前後の文脈から考えてとか、自分で真似て書いたりして推測したりとか、 まるでクイズを解いているような時もあります。 今、私は精神状態がよいので(ジョニーのおかげ?)、こんな感じで余裕かましておりますが、 よくない時は、原稿に怒鳴りながらキーボードを叩いています。 2~3日前に入力した某宗教の小冊子にも、かなり手こずりました。 偉い方の講演を、どなたかが反訳したらしいその文章は、何を書いているのかさっぱり解からない。 おまけに古文も出てくる。漢文も出てくるといった代物。 そして原稿に並ぶその文字は、まさしく「ミミズ」。 う~む。これを正確に打てるのは、私のようなかなりの経験者でないと無理だ。 …と自分の仕事を持ち上げてみる。(^_^;) 今入力しているのは、かなり昔から続いているらしいグルメ雑誌の原稿。 これはとても楽しい。 読者の皆さんより、ちょっぴり早くグルメ情報をゲットできたり、 昔からのライターさんの生の筆跡を見ると、何だか興奮し、敬意を表したくなってくる。 文章がこなれていると、「ミミズ」も素晴らしい達筆に思えてくるから不思議だ。 こういった方々が変にパソコンを覚えませんように…と不謹慎な気持ちさえ浮かんでくる。 ---------------------------------------------------- これは何年も前から入力している定期刊行物なのだが、 とても印象に残っている文章がある。 チャキチャキの江戸っ子の噺家の師匠さんのお話。 細かい文面は忘れてしまったけれど、 「お蕎麦の食べ方」にとってもこだわっていたその師匠さん曰く、 「ソバは先っちょにつゆをちょっと付けてズズッと一気に吸い込むのが粋。」とのこと。 お弟子さんをお蕎麦屋さんに連れて行っては、食べ方にいちいちうるさく言っていたらしい。 ところが、そのお師匠さんが死ぬ間際に 「一度でいいから、ソバをつゆにどっぷり付けてじっくり味わって食べたかった」ともらしたのだそうだ。 何だかとっても人間味あふれるユーモラスなエピソードに、 「あぁ、この仕事好きだな」とふんわり思った私でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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