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或る日記

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2005.05.08
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カテゴリ:その他
うちの唯一のペット「シマ」が亡くなりました。

「シマ」は川魚。
2年前の夏の終わりごろ、名古屋近郊のキャンプ場の川から獲ってきました。
いや、本当は、私たち一家が取れるのはメダカがせいぜいで、
魚獲りの上手な親子がくれた3匹のうちの1匹でした。

種類はよく知らないけど、横筋が入っているので次女が「シマ」と名付けました。
2リットル入りのペットボトルに3匹入れて持ち帰ったのだけど、
1時間の長旅で2匹がくたばり、一番小さなシマ一匹が残ったのです。

金魚用の小さな水槽の中で、シマは暴れまくり、
プラスチックの壁にゴンゴンぶち当たっていました。
餌をやろうとすると、石の下に息を潜めて隠れ、
その野生の習性を存分に見せてくれていました。

すぐに死んでしまうだろうと思ったら、一冬越え、二冬越え、二度目の夏を迎えるところでした。

彼(彼女?)はとにかくすごい生命力で、一度死に掛けたのですが、見事生き返ったのです。

ある朝、洗い物をしていてシマを見ると、どうも見当たらない。
石にでも隠れているかなぁ~と思ってやり過ごしました。
その30分後、お義母ちゃんが、叫び声を上げたのです。

「こんなところに魚が死んどるぎゃぁ!」

急いで行って見ると、ダイニングテーブルのところにシマが横たわっていました。

「ふ、踏みました?」何気なく聞く私。(悪気はない)
「わし、踏んどらん!かぁわいそうに…。」

まだ息があるかもしれないと、水槽に戻すと、ゆぅらゆらと底に沈んでいくシマ。
あぁ、もうダメだ…と思った瞬間、ピクッと動いたのです。
どうも脳震トウを起こしていただけみたい。(魚にもあるのか?)
30分後、見事に蘇生したのです!

でも…、謎なのは、どうしてそこに落ちていたか。
水槽には蓋がしてあり、いつも暴れるので、重しがしてあったんですよ!?
しかもその落ちた現場と水槽は、2メートルは離れているの。
その日のうちはシマの「ファインディング・ニモ」騒動で持ちきりでした。

そんなシマにも最期が来ました。
最期のほうは、「シマ、『はい』は?」というと、「はい」と返事をするまで馴れていたのに…。
(餌が欲しくて、口をパクッとするだけですけど…。(^_^;))

次女と街路樹の下に埋めました。
以前のペット、ハムスターの「ハム吉」も眠っているところです。

ごめんね、あんな狭いところに押し込めて。
今頃、天国の川で悠々と泳いでいるかな?





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最終更新日  2005.05.09 02:25:56
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