或る日記

私はこの季節が１年のうちで一番好きです。
やわらかな光、心地よい風、緑あふれる５月。

…今年は何だかずっと沈んでいたんだけれど、
今はまたやりたいことで頭がいっぱいです。

どうやって立ち直ったか？

考えてみると、きっかけは二つありました。

一つは、前の日記に書いた旅行です。
単身赴任の主人のいる東京へ遊びに行ったり、
塾の慰安旅行に参加してストレス発散した（おまけ)ことで
いい気分転換が出来ました。

そして、もう一つは元スタッフの優しい言葉でした。

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うちはクライアントから頂いた入力の仕事を、その量に合わせて何人かで分けて対応します。
同時に作業をする人員はせいぜい5、6人ほどなので、
「スタッフ」という呼び方は、何だか適切でないですね。
でも、「外注さん」というより、同じ屋号を背負った同志だし、
それに、「スタッフ」って言った方が、何かかっこいいでしょ。（爆）

そんな方たちも、いろんな事情で辞めていかれます。
半年ほど前、ミーハーな趣味も、同居という境遇も似ていて、
何だか気が合い、仕事も心の底から信頼していたスタッフの方が辞められました。

心にポッカリ穴があきました。

ほとんど毎日のように、会っていたし、電話でも連絡をしていたので、
その喪失感は、かなりなものだったと思います。

そんな彼女と、１ヶ月ほど前、久しぶりに会いました。
しばらくご主人の居酒屋を手伝っていたそうですが、
今は派遣でテレフォンオペレーターをやっているとのこと。

「若い子に混じって大変！」と、充実した顔で話してくれました。
私より5歳ほど歳が若い彼女が、その職場では一番年上なのだそうです。(ーー;)

その彼女が、こんな優しい言葉をかけてくれたんです。

「○○さん（←私のこと）と一緒に仕事をしていて、
　教えてもらったことが、今すごく役に立っているの。
　職場のチーフが裏技と言って教えてくれることも、
　○○さんから教えてもらったことばかり。
　だからチーフがみんなに、
　『PC操作に困った時は、●●さん（←彼女）に聞こう！』って言ってくれるんです。」

彼女は何気なく言った言葉かもしれないけれど、私は涙が出るほど嬉しかった。
色んなことが上手く行かず、自信を失って曇っていた心が、すぅーっと晴れていくのを感じました。

その頃から、また私の周りに新しい風が感じられるようになりました。
今、心から彼女に「ありがとう」と言いたい。

人との出会いや関わりは、かけがえのないものですね。

また彼女の状況が変わって、在宅の仕事を欲したときに、
私がちゃんとお仕事を提供できるように、これからもがんばらなくちゃ！