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映画「ダ・ヴィンチ・コード」を見にいった。世界的なベストセラーで、つい最近は、キリストに子孫がいたという設定に、映画配給元であるSONYの不買運動まで起こってしまったのは記憶に新しい。
ベストセラーは、原則として図書館で借りて読むことにしているが、これは希望者が多く、まだ予約がいっぱいで借り出しができない。そこで、まぁ映画だけでも見にいこうか、ということで、はっきりしないお天気の気分転換とばかり、亭主とでかけることにした。有難いことに、夫婦50割引というのがあって、夫婦のどちらか一方が50歳」以上であれば、2人の料金が2000円となる。 映画の内容は、ミステリなので、コメントは差し控えるが、感想としては、娯楽作品としての出来は、まぁまぁではないかと思った。「キリストの子孫という考えが宗教的な神への冒涜にあたる」というコンセプトは、八百万の神の子孫である日本民族のわたしには理解しがたい。 ただし、その子孫がメロヴィング王家であるという説は、若干「?」(はてな)を呈したい。なぜなら、テンプル騎士団はフランス王により滅亡させられたし、レオナルドがその晩年をフランス王アンリ1世の庇護の下で過したことから、(王権はカペー家に移っていたとしても)テンプル騎士団とメロヴィング王家を結びつけるのは、無理があると思われるのだ。 映画の出来から言わせていただくなら、ジャン・レはミスキャストではないかと思われる。日本のコマーシャルのイメージを大事にしたか、アクの強さが伝わってこない。ベッソンプロデュースの「キス・オブ・ザ・ドラゴン」の悪徳警部リチャード役のチェッキー・カリョあたりのハマリ役と思われるのだが。カリョも、「バッド・ボーイズ」でハリウッド・デビューをはたしているので、キャスティングしてくれればよかったのになぁ、と思ってしまった。 ともあれ、数年前に訪れたパリの風景がそこここにちりばめられ、再訪してみたい想いがつのっていった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.23 08:12:09
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