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今日、東京国立博物館の仏像展が最終日のため、急遽朝5時起きして、バスに飛び乗り出かけた。
最終日のためか、すごい混雑で、つくづく最終日なんかに来るものではない、と後悔しきりである。 今回の展覧会は一木彫(いちぼくちょう)という、一本の木を使って作られた仏像に限って、その優品を集めて展覧を行ったもので、その起源は檀像(白檀を用いた像)に求められるという。 これは、中国からの伝来であるが、白檀の木は小さいため小さい仏像しか彫れず、又数も限られていたため、「ひゃくぼく」(ひゃくは木辺に百と書く、ぼくは木)で代用することができるという言い伝えから、カヤの木を、「ひゃくぼく」とみなし、その代用とすることとなり、大きな仏像を彫ることが出来るようになったという。 日本での大きな仏像の起源は、唐招提寺に求められ、ここにも日本仏教史上での鑑真和上の功績の大きさに気づく。 和上が招聘されることで、戒を授けられ、僧が日本でも誕生できるとともに、和上が伴った仏師たちが仏像を「彫る」ことの技術を日本にもたらしたのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.04 13:17:03
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