|
カテゴリ:陶磁器
1月23日まで熱海MOA美術館で、「将軍家へ献上鍋島」展が開催されている。 http://www.moaart.or.jp/japanese/exhibition/theme.html 中国景徳鎮窯の衰退に伴い発展した有田・伊万里の焼き物は、江戸期に入って、中国陶磁にかわる位置を不動のものとし、1グラムが銀1グラムに等しいものとして、日本の外貨獲得に大いに貢献した。 わけても、鍋島の焼き物は、官窯として、薄手の磁器の肌に繊細なタッチで模様を描き、その流麗さは類を見ない。しかも、鍋島藩の外交施策として、その優品を将軍家に献上している。その献上品が一同に会するのであるから、焼き物好きにはこたえられない展覧会であろう。 思えば鍋島焼きは、この焼き物によって磁器の繊細さと流麗さを教えてもらったわたしの憧れの磁器である。友人を誘ってみに行こうと考えている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[陶磁器] カテゴリの最新記事
|