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カテゴリ:京都
7,8年前、主人のお知り合いの方からのご招待で京都に旅行したとき、偶然4月の京都御所の一般公開に出くわした。 通常、御所の拝観は、宮内庁に往復はがきで、拝観人数等記入して申し込み、拝観日時の指定は先様がやるので、いつが希望などということは叶わず、一方的に宮内庁の指定する日に行かなければならず、勤めを持っているものには、とても実現不可能なペースでしか拝観できないのだが、4月・9月の10日前後の一週間くらいに一般公開ということをやっており、混雑はすごいのだが(それとて、東京の人気のある展覧会の最終日付近に比べれば、ほんの数分の一くらいの程度である。)、行けば必ず拝観できるチャンスである。 それで、せっかくだから並んで見てみようということで、列に並んで、お庭の回廊を巡って、紫しん(うかんむりに辰)殿を正面に拝することになった。と、この建物、というよりは、建物の佇まいに見覚えがあるのである。 なんと、しん殿飾りのおひなさまの佇まいそっくりなのである。左近の桜、右近の橘も、雛飾りのとおりに設置されている。 男雛・女雛の一対のお雛様のことを「お内裏様」というように、もともと御所がモデルなのだから、当たり前といえばそうなのであるが、今更ながらに、その佇まいが忠実に再現されていることにカルチャーショックをうけたものであった。 もし、御所の拝観をおやりになっていない方は、4月の一般公開に一度おいでになることをオススメする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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