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カテゴリ:音楽
6月5日のNHK-FMのことに夢中になってしまって 肝心のハイドシェックの新譜のことを書くのが遅くなってしまった。 これは、2005年6月東京トッパンホールで 「ふたりのハイドシェックとカメラータ・ジオン」というタイトルで 行われた演奏会である。 CDとちがって、実際の演奏順序は、 モーツァルト「二台のピアノのための協奏曲第10番 K365」 J.S.バッハ「2台のピアノのための協奏曲 BWM1060」 そして、ここでタニア夫人は袖に去り、エリック氏だけのピアノで モーツァルト「ピアノ協奏曲第17番 K453」 という順番だった。 このCDでは、17番が一番最初に持ってこられているが、実際の順序は違っていた。 ☆ それは、さておき ハイドシェック夫妻のデュオは、「特別なデュオ」という定評があったが いままで(わたしの知る限りでは)日本においては演奏されたことがなかった。 久々の来日で、それが実現するとあって 大いに期待してトッパンホールに向かった。 出てきたタニア夫人の衣装を見て、びっくり なんと、燕尾服をきているのである。 くしくも、ハイドシェックが再び世に出るきっかけを作った 小説家 宇神幸男氏のミステリー 「消えたオーケストラ」で、ヒロインがオーケストラを指揮するのだが そのときの衣装がやはり燕尾服 不思議な暗合に、このごろ作品を発表されていない宇神氏の消息をふと思う。 第一ピアノがタニア夫人、第二ピアノがエリック氏 ふたりの息はぴったりと合い、なるほど「特別なデュオ」というのはむべなるかな 「アルファー波が出まくりで、こんなきもちのよい演奏会は初めて」 という、同行した娘の感想のとおり、やさしい時間がすぎていった。 ☆ このハイドシェックのCDは、どういう事情なのか キングインターナショナルから輸入盤として発売されている。 長年廃盤となり、ファンが再販を渇望していた「宇和島シリーズ」も、 版権を持つテイチクレコードから やはりキングインターナショナルが版権を取得して復活させたため これも輸入盤としての発売となり 一般のレコード屋(古いなぁ)さんでは購入できないようである。 HMVなどのネット通販を通じててに入れることが可能なので、 もし、興味のある方は、そちらのサイトを覗いてみてください。
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Last updated
2007.06.07 22:57:30
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