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姑の通院のお供で、2ケ月に一度湯河原に行くのだが その際のお楽しみの一つが これ 御殿場市二の岡にある「二の岡フーヅ」 じつは、ここ ハム屋さん なのだ。 外見は、ただの農家 しかし、垣根の中を入ると 向って左側の戸が店舗(販売所)、右側の部分が工場 そこで、昔ながらの製法でハムやベーコンなどを作っている。 その昔、このお店のある御殿場市二の岡は 外国人の避暑地として、いくつも別荘があったそうである。 その別荘に滞在していたアメリカ人宣教師のボールデンさんが 自分たちの普段口にしている畜産加工品を食べられるように 地元の人にその製法を教え、作り出したのが、ここのハムの起源であるという。 今も、お店の一角に、ボールデン夫妻の写真が掲げられ、往時を偲んでいる。 垣根を入ると、なんともいえないかぐわしい燻製の香りが漂うが、 いまも、ここの製品は、当時の製法を堅く守り 完全手作りで作り出されていく あめ色に燻されたベーコンは、わたしのお気に入り 焼いてカリカリにできるのも、混じりけのない手作りならではのもの また、冬場によく作るのは このベーコンとザクっと切ったキャベツ一玉をコンソメで煮込んだスープ なんともいえないご馳走の一品である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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