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アメリカ合衆国の次期大統領にバラク・オバマ氏が選出された 「CHANGE」を旗印に掲げたオバマ氏が、はたしてどのような変化を齎すのか 大いに期待したいと思う。 アメリカはご承知のようにイラクで戦争を遂行し 最近では、その詐欺まがいの金融商品が引き金となって 全世界を恐慌に陥れている。 数年前から、わたしは、アメリカでの産業実態の影の薄さに懸念を抱いていたが 戦時経済やアービトラージと呼ばれる経済手法で 全世界の富をかき集め、人々を不幸にした そのごり押しがついに破綻に瀕し、 それと機を一つにしたかのように黒人出身の大統領が誕生したことに 大いに期待をいだいているものである。 アメリカ映画を見ると 白人と有色人種の出演割合はほぼ同数 男性に伍して女性も活躍できるシチュエーションが与えられているかのように見えるが この比率がどの映画でもあまり変わらないことに なんとなく胡散臭さを感じていた。 女性はDKNYが似合いそうなキャリアウーマンや美女が多く とても子育てや子供の教育費や家計のやりくりに苦しんでいるとは思えない そんな作為的な設定が 逆に「ガラスの天井」と呼ばれる壁を意識させてくれる。 アメリカ合衆国とは、一部の人間のための国ではないのか? 未だに社会保険もなく、税制も金持ち優遇 人々は貯金もせず、借金でモノを買うことを覚え その循環が永遠に続くと思い込んでいた。 けれど、現実はどうだろう? 国家は国民のために存在するのではなく、国民が国家のために存在し WASPと呼ばれる一部の者だけが富んでいる。 世界一裕福な国家であるはずのこの国に なぜ、たくさんのスラムが存在し、凶悪犯罪が多いのだろうか。 その循環をCHANGEしよう! そう呼びかける声が上がって来た それが、オバマ氏の掲げた主張であり やっと国民の方を向き、国民のために行動しようという大統領が生まれそうだ。 皆で胸を張って「アメリカは一つ」といえる日が来るのだろうか。 「社会保障」というものは、単なるナンバーでない実質のあるものに変わるのだろうか。 来るべき新政権のお手並みを見守って行きたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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