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カテゴリ:日常生活
第二回WBCは、最高の形で幕を閉じました。 選手の皆さんの健闘を称えたいです。 この大会を連覇できたということは、 とりもなおさず、ベースボールに対する野球の勝利でもあります。 「野球」という言葉を作ったのは正岡子規だという俗説がありますが (実際は旧制第一中学の中馬庚(ちゅうまん・かなえ)氏だそうです) 子規は野球が大好きで、捕手として活躍し、 自らの名「のぼる」をもじって「野球(のぼーる)」という雅号を用い 野球用語を翻訳したり、短歌に詠んだことも有名で その功績により、2002年に野球殿堂入りを果しているそうです。 子規の松山中学の同窓生秋山真之とその兄好古は ともに日露戦争で戦い その勲を、子規を巡る明治の青春として描いた 司馬遼太郎の「坂の上の雲」が 「おくりびと」の本木雅弘さん主演で今年放映されるそうですが、楽しみなことです。 数年前、主人と四国旅行をした際に 復元された秋山兄弟の生家を尋ねました。 松山市の繁華街からほど近くの一角にその建物はたたずんでいますが 日露戦争で世界最強のコサック騎兵を相手に 互角の勝負をし、その名を世界に高からしめた兄好古将軍は 退役後、地元に戻り、中学校の校長として清廉な晩節を全うしました。 秋山好古・真之兄弟は今も地元の尊崇を受け 生家は遺徳を偲ぶ人々により大切に保存されていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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