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カテゴリ:音楽
辻井伸行さんがヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した。 全盲というハンディキャップを乗り越えての快挙に 拍手を送りたい 辻井さんの練習は独特で 録音した音を聴き、それを繰り返し聴くことで曲を覚えるのだという。 TVのインタヴューで、辻井さんのお父さんが 「これで、伸行も生まれてきて良かったという人生を送ることができる」 という意味のことをおっしゃっていたが まさに音楽の贈り物、ミューズに祝福された人生を送ることとなろう。 ヴァン・クライバーンはわたしが初めて聴いたクラシックの音楽家 父が初めて家にステレオを買ってくれて それを聴くために買ってきたのが クライバーンの「皇帝」だった。 その鮮烈な演奏は、いまも心に刻まれている。 冷戦下にもかかわらず、1958年、チャイコフスキーコンクールで優勝 このとき、審査員だったリヒテルが彼に満点の25点を 他の出演者全員に0点をつけたのは有名なエピソードである。 しかし、1960年代の華々しい活躍の後、次第に低迷期に入り 最近は審査員としての活動が主体であったという。 表彰式で、その74歳のクライバーン氏が辻井さんを抱きしめて祝福 久方ぶりに見る氏の勇姿であった。 辻井さんの凱旋公演が待たれるところである。 ☆ ☆ ☆ 余談であるが、辻井さんのコンサート・プロモーションは ハイドシェックと同じコンサートイマジン 同社のホームページによれば 6月13日に、北上市文化交流センターさくらホールで ロシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団とのセッション 決勝で演奏したラフマニノフのピアノ交響曲第2番が予定されている。 事実上の凱旋公演であろう。 父の日も近い お父様へのまたとないプレゼントでもある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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