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帰りに乗ったバスで木曽川の堤防沿いに建っている民家を何気なしに見ていたところ ここらのお家には蔵が併設されている作りが多いのに気がつきました。 三岸節子記念美術館は、節子の生家の織物工場をイメージした作りということですが 遠景に見たそこにはやはり蔵がありました。 この蔵とレンガ色の美術館の建物の間に道があり、ここを右折すると
美術館正面、節子像のお出迎えです。 この日は特別展はなく、常設展「室内画の誘惑」 「美の小宇宙を描いて」という副題がありました。 先ほど見た蔵とは別のものですが 節子のアトリエを再現した展示が併設の蔵で行なわれていました。 ホントはいけないのかなぁ、と思いつつも あたりに係員さんがいないのと、写真撮影禁止の張り紙がなかったので、ついパチリ 節子遺愛の沖縄紅型のお着物やイスラム風のじゅうたんの配置された画室や 着物の好きだった節子が 自らデザインして作ったカラーを裾模様にした着物や 絵のモチーフとした埴輪やアンダーソンの壺という名前の焼き物などが 展示されていました。
後年井上靖氏が節子の絵を 「あの赤い花、いのちをもらったみたいです。」と言ったという その絵の数々が生み出された現場でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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