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カテゴリ:音楽
「音」とは何であろうか? ものの本(Wikipedia)には 「音(おと)とは、物の響きや人や鳥獣の声、物体の振動が空気などの振動(音波) として伝わって起す聴覚の内容またはそのもととなる音波」とある そして「ある音の性質は、大きさ(音圧・SPL)・高さ(周波数)・音色(波形)という 音の三要素によって特徴付けられる」という では、では、この音は何なのだろう? 9月17日に東京紀尾井ホールで行なわれたエリック・ハイドシェックリサイタル 大きさ、高さ、音色の羅列であるものが なぜ、こんなに美しく、心を揺するのであろうか? ハイドシェックによるシューマン「子供の領分」、ドビュッシー「子供の情景」は 本当に素晴らしいものでした。 独特のペダルワークの工夫により、きらきらと天から降ってくるような音といわれた ハイドシェックの音 それは、天の音楽そのもののようで 心にしみ、五感の官能をすべて引き出してくれるような すばらしい演奏でした。 この3月にキングインターナショナルから発売された同名のCD 何度も繰り返し聴いたシューマンとドビュッシー 名演と思われたそれが、はるかに霞んでしまうほどの名演奏でした まさに「神宿る手」 演奏会の後のこの表情 「わたしは、わたしの古なじみのこの手が若くあるよう精進を続けています」 と、いただいたマエストロのお手紙の言葉のそのままに とても73歳とは思えない若々しい生気に満ちたこの表情 公演で奏でられた音は わたしの心に住み着き、忘れられることはないでしょう。 公演が終わって サイン会に並んだ人の数に怖気をなして一旦列を離れた 友人のレティシアとキリンちゃんでしたが 感動止みがたく、結局最後尾でマエストロのサインを頂くことになりました。 購入したCDにサインをいただき、ご満悦でした。 付き合ってくれて、ありがとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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