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浜岡原発の停止を求める住民投票条例の施行を求める署名が行われていた わが静岡県 去る8月27日、実施体の原発県民投票静岡」(鈴木望代表)は 各地より集まった16万5千人余の署名をもって 静岡県知事宛の住民投票条例制定を求める直接請求を行った。 これに対し、川勝静岡県知事は 16万人という県民の声は重大に受け止めなければいけない、と 賛成意見を付して、9月の定例県議会に提案することを昨日の記者会見で発表した。 これまでに提出された原発の停止を求める住民投票条例を求める署名運動は いずれも、地方自治体の首長の反対に遭い、議会でも否決されている それからすると、今回のこの「16万の重み」を受け止めた 知事発言は非常に画期的なもので いままで門前払いに等しい扱いを受けてきたこの手の署名活動の 転換点ともなるべきものといえよう 署名した庶民の一人であるわたしも、驚き、かつ喜んでいる。 しかし、まだ超えなければいけないハードルは多々存在している まず、住民投票条例を行うか否か、議会で議決してもらわなければいけない 保守色の濃いわが静岡県議会が果たして、可決するだろうか? そして、住民投票条例が施行されたとき、そこでも可決を勝ち取らなければいけない 保守色の強い、よくいえば穏やか、悪く言えば事なかれ主義の わが静岡ケンミンが、そこまで行き着くであろうか? それでも、フクシマ原発事故で失われてしまったものを思うとき 脱原発を求める一里塚として なんとか可決に向けて動き出していってほしい 思えば、首相官邸前の「金曜日デモ」も 名もなき庶民が集まって、大きなうねりを作り出したものである 私たちの声を「政治」という妖怪に届かせる蟻の一穴となってほしい 中部電力は幸い原発依存度も少なく、 浜岡が停止となっても、受ける損害は関西電力ほどのものはないはず 菅前首相の要請により、暫定的な停止を決めたという 歴史の転回点の当事者としての英断をすでに行っているのであるから 脱原発の第一歩という道標を、その歴史に刻んでほしいものである。
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