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ご無沙汰しています。 ヘビ年にちなんで、冬眠を決め込んではや何ヶ月--- そろそろ、穴から出なければ、と 寝ぼけ顔のナマケモノを揺り動かす、ビッグニュースが--- 皆の念願かなって、富士山が世界文化遺産に登録勧告されたとの報道がされ 地元は、さながらお祭り騒ぎです。 世界遺産登録にご尽力された方々に心よりお祝いを申し上げます。 が、富士山はまた、時代のネガティヴな面を表すものでもありました。 古来から富士山は、信仰の山でありましたが また、あてどのない、死出の気持ちを抱いて 行き倒れ覚悟で登山を試みるものもおり 我が家の墓所にも「無縁さん」といわれる石碑がいくつか存在しています。 この方たちは、どんな気持ちで、自分の死地におもむたのかなぁ、と サンチアゴ・デ・コンポステーラを思わせる巡礼行に 日本人の死生観を見る思いです。 残念なことには、「三保の松原」は、はずされたとのことですが 本日のTVで見るに、さもありなんという景観でした。 消波ブロックとコンクリートの堤防に囲まれた松原は 日本の原風景ともいうべき その昔の「白砂青松」とは、似ても似つかないもの 羽衣伝説も興ざめの有様 日本の国の歴史をある意味で象徴するような荒れ方で 除外されるのも仕方ないかな、と思います。 交通渋滞やゴミ問題などまだまだ問題は山積している富士山 日本の象徴たる山にふさわしい文化を築くきっかけとなるとよいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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