新宿駅西口正午ジャストに待ち合わせ
携帯からユウの懐かしい声が聞こえた
「今東口に出ちゃいました」
4年も早稲田大学に通ったんじゃないんか
ユウと思いながら
「東口出てすぐに、オダキュウの売店があるから」
おれは苦笑しながら、数年ぶりに会うユウと早く会いたいと思った。
時計は、12時15分を過ぎて閉まるった。
お互い、夜の新宿ならすぐ出あえるのに、
昼の新宿駅出口の待ち合わせがこんなに難しいとは思わなかった。
ほんとに新宿という街は、いろいろな人種が舞い合わせる街だ。
とにかく、静かな喫茶店を探し出して二人は向かい合いほほ笑んだ。
俺はユウに今何してると、なんだか誰もが質問するような言葉を投げかけた
「今、アフェリエイトで生活してます。
そう、最後に話した時は、就職はしません。
私、フリーで生きていきますといいましたよね。
でも、大学院に入ってしまいましたけど」
ユウは、あの早稲田の学生のユウのままだった。
真黒な瞳はブラックキャッツのように、
★澄んで輝いていた★
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