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テーマ:防災の日(14)
カテゴリ:伝えていくこと
以前書き込もうとしたのが、機種依存文字のためにエラーメッセージが出てしまい、そのまま手つかずにいましたのであらためて~
記憶の風化とは怖ろしいもので、あれだけ衝撃を受けた震災だったのに、震災後、わずか半年でも被災地の苦しみを知れるチャンスが本当に少ない。あの時こうした対応があれば、といった反省が報道で取り上げられることがあっても、報道に、復興へのステージが変わる局面における事前策を継続的に伝え、情報を入手しやすくする場として機能することを期待するのは、度を超えたことなのかもしれない。 少なくとも、脇から手をこまねいてみていることがじれったいと思う個々人の思いを国策に巧く変換させていくことが大事で、それは国家のトップの力量にかかっているとつくづく思わされる。 今回のトップ交代で何か変化がみえればよいが―。 さて、災害に備えて、去る3月に行った防災訓練の炊き出し実践報告です。一例にすぎませんが、ご覧になった方々の何かのヒントになればと思います。 『炊き出し実践報告 ~豚汁~ (1)レシピ 材料及び下準備 元のレシピを約290人分(今回の防災訓練参加表明人数)×約0.7分量に換算 ? じゃがいも<メークイン>(乱切り)8 kg(5個入り17袋) ? 大根(1.5センチのイチョウ切り) 9.9 kg(11本) ? 人参(1.5センチのイチョウ切り) 5 kg強(38本) ? こんにゃく(一口大に切ったもの)7.7 kg(35枚) ? 洗いごぼう(5ミリの小口切り) 5.5 kg(4本入り25袋) ? 豚もも肉切り落とし 10 kg強(500g以上20パック) ? ネギ(1センチの小口切り) 5 kg(25本) ? 味噌(120~150グラム/ 4人分) 8 kg ? 水 101.5?の7割程度 ? 市販だし、料理酒 適量 作り方 1. 野菜は水から煮る。沸騰するまで強火で。 2. 野菜に完全に火が通る前に、みその半量を入れる。 3. 豚肉を入れる。 4. 残りのみそを入れ、味を整える。 ※みその2度入れの効果: 1度目のみそで野菜に下味をつけます。2度目のみそは味を調えると同時に失われてしまった香りを補う役目です。残った半量全てを入れるのではなく、味見をしながら足りない分だけをお好みで加えます。 【出所】『NHK総合テレビ ためしてガッテン 過去の放送 豚汁~だしとり加熱は不要!素材がだし!~』 注)元のレシピでは、“じゃがいも”ではなく“里芋”。炊き出しの場合には、ぬめりがある里芋よりも、扱いやすく且つ安価なじゃがいもを指定しているレシピが他にあることに倣い、食材を変更した。 (2)実施体制 1)物資調達 ◆食材:前日に購入 ◆機器・消耗品:借用もしくは購入 a.機器:前日までに借用(括弧内※は町内自治会等から借用) プロパンガス2(※)、寸胴鍋2(※)、レードル3(※) b.消耗品:前日までに購入 容器400、わりばし400、子ども用のプラスチック先割れスプーン100程度、ごみ袋90リ ットル10枚入り一袋 ◆施設・設備:事前予約 マンション内パーティルーム、テント(当日午前8時半~9時までの間に設置) 2)調理 前日に仕込み、寸胴鍋1つ分の下味付けまで準備(5人で2時間半超)。当日はテント内にて午前9時から1.5~2時間かけて出来上がり、その後順次配布(配置人数:7人)。 3)実施経費 食材費(29,908円)+消耗品費(6,515円)+機器類借用費(6,300円)=42,723円 4)特記事項:炊出しにかかる保健所の許認可について マンションでの防災訓練では、「特定多数」が対象者となるので、届出は必要なし。但し、衛生に注意して行う必要がある。つまり、食材を切る等の調理工程については、水道のある場所で行い、その後の煮炊きをして配布する工程については、野外でもテントの中で(屋根のあるところ)で行わなければならない。 また、豚汁であれば、届出は必要ないが、米飯を扱う場合には、届出は必要となり、水道などの設備の無いところでは届けを出しても不許可となることに注意する。 火気の使用に関しては、ガスボンベなどを使い、煙を出さない調理方法で行うのであれば、届出は必要ない。 以上』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 1, 2011 06:59:49 PM
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