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Nov 1, 2015
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カテゴリ:カテゴリ未分類

10歳のサンバ、先日の英検2級一次試験をクリアしました。

5年前に受験した国連英検ジュニアを最後にこれまでどのくらい実力がついていたのか、昨年はあまりの忙しさでそこまで気が回らず、今年になってそういえば検定試験、とふと思い立って初めて受けさせたところ、4・3級ダブル受験、準2・2級ダブル受験で次々クリアして、特に2級までくるとこれまでの英語志向性の生活の結実として、日本にいても英語力がサンバにしっかり定着している手ごたえを感じました。

正直なところ、胎児期より(笑)日々英語に触れて、更に3年近くを外国のインターで過ごしたのなら2級くらいはクリアしてもらわないと、と常々思っていました。とはいえサンバの場合、英語も日本語もネイティブで、ジャカルタでも英語だけにどっぷり浸かることなく自らの意志でバランスをとるように自宅では切り替え、飽くことなく日本語の書籍をかたっぱしから読み漁っていました。それだけに英語の語彙量は本来のネイティブが持つ量にまで至っていないのは明らかで、そのハンディをどこまでクリアできるだろうか、というのが今回の2級の試験では非常に関心のあった点でした。

以下の帰国後からこれまでの経緯を思いかえすにつけ、サンバくん、本当に凄いねーと心から祝福するに至り、サンバもあらためて英語への自信を取り戻したようです。

帰国して外国学校、インター、と遠方の学校を転々として、初めて体験する日本の国語の授業もあるインターでの数々のライティング系の宿題がこなしきれない中、私自身も去年はアドホックな仕事もあったせいで帰国後も相変わらず早朝から夜10時11時までかかる仕事で帰宅してから次はサンバの宿題フォローに頭を切り替えて先生と夜中にメールのやりとりをしながら対応する有様で、その合間に残りの仕事をやり、と、平日はほとんど睡眠をとれず、土日も宿題にかかりきりで生き地獄でした。途中から更に民間学童にもお世話になってサンバが孤独にならないように、また、国語の勉強はそこでかろうじてフォローしてもらうようにしたものの、親子ともども肉体的にも精神的にもまいってしまい、年明けに思い切って近場の日本の私立学校の編入試験を受けて編入しました。今の方が個性豊かな海外のインター時代のような雰囲気の中、寛容で面倒見の良い学校の先生やお友だちのおかげで小学生らしく生き生きのびのびして生活しています。

こうして結局数か月で3回も転校し、うちはまさかこんな形でインターの方が合わなくなるとは思いもよらなかったのでしたが、帰国子女の子が抱える辛さは色々で、職場でも帰国子女経験者の心の内なり、同じように帰国した人たちの話なりを聞いて、どん底の時には光が先にみえるようで励まされていました。

サンバいわく、英語については話すにしても聞くにしても読むにしても英語で理解し、考える段になると日本語を使っているのだそうです。知能が進んでくる中・高学年になる時期にあたり、語彙量がさほどついていないと日本語で考えたことをどう変換して英語に戻すか、がネックになって書くとなると一行くらいしか書けない、といった壁にぶち当たっていたのかなと想像します。

こうした壁を抱えながら日本の学校に転校するにあたり、どのように英語から離れてしまわないように英語力を保持、更に育成するのがよいか、我が家は最終的に個人レッスンを選びました。

帰国子女の英語保持教室の体験レッスンを受けた時には、サンバ本人は日本のインターより難しい授業だったとの感想で、インターの宿題のトラウマからまだ解放されていないと同じことを繰り返しそうだったので、集団レッスンはしばらくやめておくことにしました。

代わりに、メンタルケアのためにも、と帰国子女経験でスカイプ家庭教師をされている日本人の方から、週1回30分を目安にライティング能力向上のレッスンをしてもらっています。

2級まで導いてもらったのもベースの上にこうした保持学習をつけているおかげです。2級の対策は直前に試験の形式を学習しただけで、普段はいわゆる日本人的な出る単・試験問題の部分演習、といったものではなく、数々の説明文を今日はこれでいこうか、と挙げてもらって音読から始めて問題に答える(パラごとの問いかけに答えて内容を把握・再確認する)ものです。

学校でのサンバの今の目標は、字をきれいに書けるようになること、国語の作文が長く書けるようになること、でジャカルタ生活の代償に未だ苦労していますが、自覚したことが大事で、遅まきながら日一日と進歩しています。






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Last updated  Nov 1, 2015 11:48:51 PM
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