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テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:伝えていくこと
※先日は母から伝え聞く話を掲載しました。父からの話もこうして絶やさないことが務めだと思って掲載します。(2006年当時の多摩火薬廠のリンク先の方の考証をどこかに書き留めておけばよかった、と後悔。戦争を語る声を風化させない努力をしていかなければと身にしみて思います。)
(以下、略) ======
父は旧制二中(新制:都立立川高校)の出身です。 この工場で最も危険な作業にあたっていたのは朝鮮人労働者の方たちで、父が居た時間帯に起きた爆発事故のために4,5人が亡くなり、ご遺体は跡形もなかったといいます。 ~死への最前線には父より少し上の若者たちが駆り出され、国内でも危険な仕事を中学生や労働者が引き受け・・・戦争は未来を継ぐ者の芽を根こそぎ奪っていく兇器・凶器・狂気以外の何物でもない~ (道中では最も怖かった機銃掃射の追手から逃げて側溝に隠れて命拾いした時に、傍らで機銃掃射に撃たれた人のむごい死を目の当たりにしています。背中から入った時の弾は小さくてもぐるぐる回転しながら貫通するので臓物が全て出てしまうのだといいます。) 終戦の報を受けて火薬づくりもこれでおひらきと思いきや、また来るべき時?!に備えて「敵に見つかる前に早く隠せ!」との命に、稲城の丘の中腹に弾薬を急ピッチで移動させたそうです。やがてこの一帯は米軍に回収され始末へ。 終戦翌日にはまだ戦争は終わっていないというデマが一瞬流れたそうで、士官の下に生徒たちはまだ戦争を続けられる!と勇んで歓喜の声を上げたといいます。(涙が出そうだ・・・・) このデマが流れたという話。昨年、息子の小学校時代の友だちが夏休みの作文の宿題のために父から話を聞きたいと言って実家まで来て父が話してくれた際に私も初めて耳にしたことでした。 弾薬移動とデマと、時系列でどちらが先なのか確認しないとわかりませんがデマの出所は海軍だと聞いた、と。ん?!陸軍のテリトリーの話だから自作自演かも。
【参考】現在でもなお、世界では1億7500万人の未就学児が学べる場すらない現状にあります。2018年秋、UNICEFにより未就学時期の子どもたちへの教育の重要性・緊急性とともにこの数字が公表され、2019年4月には政府当局に向けて就学時前教育への資金配分の重要性が唱えられています。日本国内でも7人に1人の子どもが貧困の窮状にあって教育格差も深刻化しています。
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Last updated
Aug 12, 2020 11:43:57 AM
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