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カテゴリ:旅
この旅で一番の恐怖の事件は、バイカル湖畔のホテルで起こった。
新潟から、ロシア極東の町ハバロフスクまで飛行機で二時間半。ハバロフスクは、アムール河(中国名:黒竜江)の流れる町だ。 "アムール河の波"という、旋律のとても美しいロシア民謡があって、どんな美しい河なんだろう?と、その河を見ることも、この旅の目的の一つだった。 ハバロフスクから憧れのシベリア鉄道に乗車、バイカル湖のあるイルクーツクまで2泊3日の列車の旅だ。 イルクーツクからは、バイカル湖日帰りツアーの人たちと同じバスで、(バウチャーではホテルからの送迎タクシーとなっていたのだが・・・) 田舎の教会などを観光しながら湖畔のホテルへ。 部屋に入るなり、旅装も解かず湖へ行った。 広くて大きくて、対岸は見えないし、まるで海! バイカル湖だぁ~♪という実感ははっきり言って、ない。 水は氷のように冷たく、でも、せめて足だけでもと、靴下を脱いで湖に浸かった。 白夜なので夜9時過ぎてやっと太陽が沈み始める。 落日は金色に輝き、その美しさに息を呑んだ。 10時半ごろホテルに帰って気がついた!! レストランが閉まってる!(T_T) 部屋に帰って、日本から持ってきたカリカリ梅をかじりながら友人と2人、降るような星空を眺めながら、お腹を空かせて、眠れないよ~と言いながら寝た。 そして、翌朝事件は起こった。 早朝出発だったので、朝ごはんも食べずにチェックアウト。荷物を作って、さあ部屋を出ようとすると、???鍵がない!! どこを探しても、ない!! もう失くしましたと謝るしかないね(-_-)と部屋を出た。 ・・・あれ?鍵!!! あった!!! 一瞬どうなっているのか分からなかったのだが、どうも私たちは、鍵をドアの廊下側に差し込んだまま一晩過ごしたようだ。 それがわかった時はゾッとしたが、2人とも無事だしなんにも盗まれてはいなかった。なぜかしら? 帰国してから友だちが解明してくれた。 「ドア開けて部屋に入ったんだけど、おばさん2人が寝てるの見て、『なんや、おばはんか~』って出ていったんだよ、きっと。」 ・・・かもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 27, 2005 02:00:06 AM
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