いつでもING！

領事館には今、米各地の大学からインターンが来ている。

何年か前に話題になった、モニカ・○○○スキーさんも
ホワイトハウスのインターンでした。

そのインターンの人たちのレッスンもあるので、初級から
中級上まで、レッスン準備と用意する教材が結構大変。
今はスタッフの入れ替わりの時季で、それにVISA申請者が
どっと増える時季でもあるので、館内はごちゃごちゃしている。

今日、大阪に赴任されたばかりのＩさんの初めてのレッスンだった。
おしゃべりはかなりのレベルと聞いていたので、新聞記事を
用意して行った。

使われている漢字も難しく、表現もかなり高度で、専門用語もあり、
"中国残留日本人孤児"など英語に直訳しても、歴史的事実を
知らなければ理解できない言葉がたくさん登場するコラムだ。

『日本語が出来ないのは彼らのせいではない。
それなのに、裁判所は「自立できないのは彼ら自身の責任」との判断で、
国家賠償訴訟での彼らの主張を認めなかった。しかし・・・』
と長く続いていく。

が、難攻不落と思えたそのコラムも時間をかけて、不得意な
歴史などの説明も入れながら、少しずつ進めていき、
Ｉさんは途中でギブアップすることなく最後まで読み通した。
おまけに余った時間で内容に関するディスカッションまで。

記事の中に書いてないことも矢継ぎ早に質問してくるＩさん。
汗・汗・汗の私。

"言語を教えることは言葉を教えるだけにあらず"という
基本的な姿勢をＩさんは思い出させてくれました。
日々精進だ！

はぁ・・・疲れた_(._.)_