朝起きて、歯を磨いて、ご飯を食べて・・・
授業が終わって日誌を書いていると、隣で同僚が「アチャー!」私が勤めている日本語学校では、一つのクラスの講師が一週間毎日替わる。「アチャー!」の彼女(Kさん)と私は同じクラスを担当。で、なぜそう言ったかというと、次の授業で彼女の不得意分野が当たっていたからだ。初級を教える場合、私たちはたいてい、ここは当たりたくないという箇所をいくつか持っている。(もちろん、どこでもOKというオールマイティーの方もいらっしゃいます。・・・たぶん)初級で第一の関門が、"て形"と呼ばれるところだ。それまでは、行きます 食べます 来ます(ます形)で比較的ラクに進めていたものが、いきなり 行って 食べて 来て となる。 学生の中からは、必ずといっていいほど「どうして 行きて はダメですか。」という質問が出る。が、問答無用。昔は 行きて だったけど・・・なんていう説明が理解できるレベルじゃないし,これはもう覚えなさいと言うしかない。おまけに、彼らは同時に動詞が3つのグループに分かれること+その分け方を覚えなければならない。学生もパニックになるけれど、教師にとってもつらい"て形導入"だ。因みに、Kさんが「アチャー!」と言ったのは、普通形。普通形の説明は省くが、私も当たったら「ウギャー!」だな。