フェイさんの美味しい日記

　昨日は久しぶりにワインサロンの仲間とワイン会でした。

　場所は、2か月ぶりの西麻布 【ヴィーノ･デッラ･パーチェ】

　テーマは、基本的におまかせだったんですが、
　ダメもとでネットで知ったばかりのスカヴィーノをリクエストしていました。


　で．．．


　出ちゃった．．．

Barolo Bric del Fiasc 1988 Paolo Scavino

　　　

　
　しかも１９８８。20年熟成！
　ほとんど入手不可能らしいです。内藤さんの手持ちもこれで最後だって。

　なんと、このBarolo￥35,000くらいするらしいです。

　内藤さんの香りのコメント「鉄、乾物のアミノ酸、ユーカリ（ミンティ）、乳製品（熟成香）」
　酸味とタンニンのバランスがよく、ボディもしっかりしてました。
　まだまだ寝かせていい感じでした。24時間前抜栓。
　このBric del Fiascという畑は、非公式な8つのGran-cruのひとつらしいです。
　


　言ってみるもんですなぁ．．．


　ということで、この日のテーマは 「ピエモンテ」



■Banfi Brut
「イースト香、なしの皮、ナッツ」
　Banfiはトスカーナの生産者だけど、
　スプマンテはピエモンテの醸造所で造ってるそうです。
■Roevo Arneis Recit 2006 Monchiero Carbone
「りんご、リンゴの花、硬質ミネラル、オイリー、アイリスの花」
　オイリーな印象はソフビ人形のセルロイドの匂いだけど、
　ワイン業界では、そういった印象の悪い言い回しは避けるそうです。
■Barbera D'Alba Basavin 1998 Moccagatta
「ダークチェリー、鉄、クローブ、こしょう、枯葉」
　このバルベラは最高に美味しかったです。酸味のバランスが絶妙。
　時間をおいたら、ティラミスのような素晴らしい香りに。



■Nebbiolo D'Alba 1998 Hilberg Pasguevo
「野生のチェリー（アマレーナ）、インク、土からくるミネラル、腐葉土、スパイス、鉄」
　酸味とタンニンのバランスが良くて料理との相性もとても良かったです。
■Barolo 1997 Corino
「乾燥したアーティチョーク、アザミの花、ユーカリ、若々しいチェリーの赤い果実、ロースト前のナッツ」
■Moscato D'Asti La Rosa Selvatica 2004 Icardi
「白桃のコンポート、夏ミカン、バレンシアオレンジ、青りんご、バナナ、ラ・フランス」
　このMoscato信じられないくらいいい香りでした。
　おもわず「幸せな香りだぁ．．．」と言っていたら、
　様子を見にきた内藤さんも「幸せな香りでしょう」と同じことを言ったので、
　ちょっと嬉しかったです。
　味も素晴らしく、バナナのトルタ　キャラメル風味との完璧なマリアージュ！




■コーンのビシソワーズ
■カツオのカルパッチョ　からすみのせ
■鰯とルコラトマトソース和えカヴァティエッディ


■鶏と木野子のラグー和えタリエリーニ
■骨付仔羊の香草グリル焼きピーマンとブリアンゼッタの煮込み添え


■バナナのトルタ　キャラメル風味
■プディング
■ドルチェ

　カツオのカルパッチョにのっているからすみが絶妙に美味しくて、
　Roevo Arneisとの相性もびっくりするくらい良かったんですが、
　MVPは鰯とルコラトマトソース和えカヴァティエッディかな。
　鰯とトマトソースが触感の良いショートパスタに絡んで、
　Barberaとも最高のマリアージュ！

　
　いつもながらワインも料理も最高でした


　昨日のワイン会の最中、翌日の7月21日が内藤さんの誕生日と聞かされたので、
　一度店を後にしたんですが、西麻布の交差点で花屋さんをみつけたので、
　一緒にいた修ちゃんと花を買って、日の変わった12：00過ぎに再度お店に！

　野郎二人からのプレゼントでしたが、
　「一番最初のプレゼントですねぇ、すごく嬉しいです」と言ってくれました。

　内藤さんHappy Birthday！

　


　これからも美味しいワインよろしくお願いします。