テーマ:今日のお出かけ ~(8130)
カテゴリ:新潟観光日記(その他)
今日は桜日記を一時休んで大河津分水のお話を・・・
前回の大河津分水公園はこの河口堰がある公園でしてね・・・ これは洗堰です、 前回少しお話しましたが、大河津分水は信濃川の河口堰から先の人口の水路です。 信濃川の洪水は古くからあり、河口堰建設の計画は享保年間からありましたが許可は通りませんでした・・・ 最初に工事が開始されたのは1870年、しかし技術的な問題や地元の負担も大きく、1875年に計画中止、その替りとして翌1876年に信濃川河身改修事業に着手しました、 しかしこれは堤防の改修であって根本的な問題の解決には至りませんでした・・・ 1896年7月22日、現燕市の横田にて大規模な堤防の決壊「横田切れ」が発生、その被害は堤防決壊距離300m、被害地区18000ha、家屋流出25000戸、床上床下浸水43600戸の大きな被害を出しました。 この水害により分水路建設の声は高まり1909年政府は重い腰を上げました。 ちなみに今までの写真は全部近年に作られた新洗堰で、こちらが旧洗堰・・・ 産業遺産として国の登録有形文化財に登録されています。 当時は東洋1の大工事と言われた難事業です・・ 工事にかかわった人数は1000万人を超えるといわれています。 これが信濃川・・・ 左から手前に流れるのが正規のルート、右に流れるのが分水路です。 こちらが正規のルート、 この洗堰の下を通り、新潟関谷浜方面に50kmを流れます。 洗堰には魚道も整備され・・・ 魚道観察室まで・・・ この洗堰は2000年に完成した物です・・・ こっちが旧洗堰・・・ この場所は昔は川の底だった所ですね・・・ 今は・・・ 西川に水を流す河口堰としてその一部が使われているようですが、あとはお役御免・・・ この先が一級河川「西川」です・・・ こちらは可動堰・・・ 大河津分水路にかかる河口堰です、必要のない時はこちらに流れる水量を調整して、本来の流れである信濃川に水を流します。 大雨の時はこの先の分水路を使い9.1km先の海(野積浜)に水を流します、本来のルートの約1/5ですね この可動堰は旧型で・・・ 新型はこちら・・・ 出来たてほやほや2011年11月完成です。 これは堰を管理する管理棟・・・ 園内には・・・ 資料館があり・・・ その前の広場に・・・ 記念碑がたっています、 この難工事で命を落とした方も多く公園内にその慰霊碑もあります(これは偉業をたたえる記念碑です)・・・ 現在は・・・ その土手に3000本の染井吉野が植えられ、 今は県内の桜の名所となっております・・・ 今日は桜はほんのちょっとだけでしたね・・・ 最後にラブリー光君とのコラボでも・・・ 「この花ちょっと匂うんだけど・・・」 「臭いね~も~」 鼻の良い光君にはちょっときついようです・・・ 今日のおまけ動画は・・・ コブクロ・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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