アウトドア～な温泉日記

さて今日は（今日も？）温泉のお話です、

今回の温泉は・・・


紫雲寺温泉（深層湯温泉）紫雲の郷です、
泉質は・・・


含硫黄－ナトリウム－塩化物泉、源泉温度５５．５度（動力揚湯）、循環加水加熱有です、
実際の湯は硫黄泉の趣はありませんが、かなりの強塩泉で塩素イオン濃度は２００００を超えております、なめれば当然塩辛く油田やガス田近くの温泉にありがちな独特の臭いがあります、加水されていますが源泉の趣は十分に残しており良い湯です。



この温泉、実は私にはとっても嬉しいロケーションで・・・


紫雲寺記念公園という大きな公園の中にあります、
大きな公園の中には海水浴場（藤塚浜海水浴場）がありそれに隣接してオートキャンプ場が・・・
温泉とキャンプと海水浴がいっぺんにできる何とも理想的なロケーション！！
なのですが・・・
このオートキャンプ場、高い！！
海水浴シーズンの夏は１泊５３００円（ＡＣ電源付）キャンプ場の利用料金、時々高い所はありますがどうしてこんなに高いのでしょう・・・
キャンプ場、ホテルと違って掃除するわけでも備品補充するわけでもない、単純に場所貸しでしょう？。
サイトの整備やトイレや炊事場の保守保全に多少の経費が掛かるのは仕方ありませんが、４０００円超えると高いな～と思ってしまいますね～
キャンプの場合設備の少ないキャンプ可能な公園なんかだと無料の場合もありますからね・・・
電源なくてもよいからもうちょっと安い方がいいな～、でも駐車場が遠いのは嫌、荷物が重いから・・・

我が家の場合春と秋は温泉キャンプと相場が決まっていますけれどね・・・



これはいつぞやの地震の跡でしょうかね・・・
この温泉からちょっと走ると・・・


東新潟火力発電所があります、
東北電力が所有する発電所の中では最大の出力を誇ります、かつては沖合に位置していた阿賀沖油ガス田からの天然ガスをパイプラインでつないで利用していたのですが、
現在は隣接地の埠頭付近に設置したLNG基地から供給を受けています、天然資源には限りがあるのです・・・
この基地からはパイプラインを介して新仙台火力発電所への供給を行っているほか、東北地方南部地域を中心に天然ガスを供給しています。

この東新潟火力発電所には、東日本大震災以降不足した電力を補うため、２基の緊急設置電源が設置されました、
港３号系列の軽油を燃料としたガスタービン発電機と
５号機のＬＮＧを燃料としたガスタービン発電機
東日本大震災以降原発の是非が問われております、現在電力の大半は火力発電によって賄っております、
限りある資源、火力発電の燃料も無限にあるわけではないのですね、いずれは阿賀沖油ガス田のように枯渇する時が来る・・・
ＥＣＯというと消費電力を抑えることに目がいきますが、限りある資源を有効に無駄なく使うということも必要ではないでしょうかね・・・

緊急設置電源の熱効率は４０％未満、（３３％と３８％）、現在設置されている東新潟火力発電所３号機（コンバインドサイクル発電方式）の熱効率は４８．５％、最新式の４号機は５５％を超えております、
同じ量の燃料を使ってもより多くの電気を作りだし、二酸化炭素の排出量も抑えられ、排熱もすくなくなります。
消費電力を減らす工夫も大切ですが、エネルギー効率を高める工夫も結果的にはＥＣＯに大きく貢献することになりますね・・・



なぜこんなに熱効率に違いが出るのか分かりますか？
コンバインドサイクル発電方式というのはガスタービン発電の排熱を利用してお湯を沸かし汽力発電を行うという発電方式なんですね、
一つの燃料で２つの発電機を動かしているようなものなので当然効率は良いわけでして・・・
それでも最新式のコンバインドサイクル発電でも熱効率は５５％程度、４５％は排熱として排出されるわけでして・・・

火力発電もいずれは減らしていかなければならないもの、新たなエネルギー源が開発され、安定するまでの間、限りある資源はより効率的に使わねばなりませんね、

ちなみに温泉に影響する発電方式としては地熱発電というものがありますね、マグマなどの地熱を利用するわけですので、同じく地熱によって天然水が暖められた温泉には少なからず影響は及ぼすでしょうね・・・
火山大国日本、この地熱の中でもマグマだまり近く高熱を利用したマグマ発電この発電が実用化されれば、現在の日本の電力消費の約３倍の電力が賄えるそうです・・・、最も開発には少なく見積もっても５０年はかかるみこみだそうですが・・・
この地熱の研究・・・実は先の民主党政権下の事業仕訳で２事業が廃止・・・「地熱開発促進調査事業」と「地熱発電開発事業」これは上辺だけの無駄な事業だったからなのか５０年も待てないからなのか・・・
いずれにしても地熱開発の道のりはまだまだ遠い・・・

今日は温泉のお話・・・



それではまた・・・