テーマ:日帰り温泉あれこれ(1032)
カテゴリ:日帰り温泉日記(県外編)
さてキャンプ日記と言いながらほとんど温泉の日記となっておりますが、
今回はついにキャンプ場は出てきません・・・(次回はちょっと出る・・・) 白根山を1000mほど下り、白根山の生み出した名湯にもう一度・・・ この日2度目の温泉は草津温泉・・・ 前回の白旗とは違い今度は草津でも比較的新しい源泉万代鉱源泉を利用した西の河原大露天風呂・・・ 草津温泉というと硫黄臭お湯を想像しますが、 それは白旗源泉や地蔵源泉のお話・・・ 草津で最も豊富な湯量を誇るこの万代鉱源泉や西の河原源泉に硫黄分はほとんど含まれておりません、 泉質は酸性-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉・・・ 今回は草津でも硫黄濃度の高い白旗源泉と硫黄分のほとんどない万代鉱源泉の両方に入ってみたわけですね・・・ さて・・・ 硫黄分が薄いから穏やかな湯かというとそんなことはありませんね・・・ 万代鉱源泉は成分が濃く酸性度が高い(ph1.7)源泉で肌の弱い人は湯ただれを起こすこともある源泉で、加水して使われることが多いですね。 火山性の酸性泉にありがちな苦酸っぱい名湯、昭和に入ってから発見された源泉で硫黄鉱山の坑道から噴出する約90度の高温泉です。 硫黄鉱山から湧き出ているのに硫黄分が少ないとは温泉の成分とはわからんものです・・・ ここは西の河原大露天風呂のある西の河原公園・・・ この公園を通る川の水は温泉・・・ 公園内のあちこちに温泉が湧き出ているのですね、この湧き出ている温泉が「西の河原源泉」です・・・ 公園の奥に行くと・・・ もうもうと湯気を上げ高温のため立ち入り禁止となっている場所があります・・・ この先にあるのが「万代鉱源泉」・・・とはいってももっとずっと山の中ですけどね・・・ 草津一の湯量を誇る「万代鉱源泉」を使った西の河原大露天風呂は・・・ ものすご~く広いです、その広さ・・・男女合わせて150坪!!、下手な土産物屋3個分ほどですね・・・ ちなみにここも・・・、洗い場はありません・・・・ それと・・・、有料です、大人500円ね・・・ お風呂が広すぎるため温度にはばらつきがあり湯出し口から離れたところはぬるい・・・、 まあ自分に合った温度のところに入ればよいので便利といえば便利かもしれませんね(奥の湯出し口近くはすごく熱い!!) 写真は温泉ではなくて公園の写真ね、露天風呂は撮影禁止です・・・ この公園・・・ 「西の河原」「にしのかわら」と読みますが「さいのかわら」とも読めますね。。。 「さいのかわら」と言えば・・・ 三途の川の河原、あの世とこの世の境界線・・・ いたるところで湯気を上げ温泉が湧き出るこの河原・・・、水の色も温泉藻で緑色・・・ 確かに一種異様な雰囲気ではありますね。。。 賽の河原は親より先に死んだ子が親不孝の報いで苦を受ける場所・・・ 親に先立って死んだ子供たちは親の供養のため河原の石を積んで塔を作ります・・・ この塔を完成させると供養が果たされて成仏できるのですが、完成する前に鬼がやってきて塔を壊してしまします。。。。 子供たちは報われない努力を永遠に続けねばならない・・・・ かわいそう?・・・ でもね、この子供たちを救ってくれる仏様がいるんですよ・・・ そう、それが地蔵菩薩・・・ お地蔵様ですね。 お地蔵様は河原で鬼たちに虐められる子供たちを助け、救ってくれるのですね、 水子供養など子供にまつわる供養にお地蔵様が登場するのはこのためですね。 さてこの公園・・・ 園内には自然に湧き出た温泉がそこかしこにありますので・・・ 足湯で暖まったり、川遊びしたり・・・ ちょっと変わった公園ではありますね・・・ 草津では湯畑に次ぐ人気観光スポットですね・・・ この公園にはお地蔵様の他に・・・ 外人さんが二人・・・ エルヴィン・フォン・ベルツ博士とユリウス・スクリバ博士、 内科のベルツ・外科のスクリバと言われる医学博士で二人ともこよなく草津を愛しました。 ベルツ博士は、「草津には無比の温泉以外に、日本で最上の山の空気と、全く理想的な飲料水がある」と世界に草津温泉を紹介した人でもありますね。 今日は西の河原公園と西の河原大露天風呂のおはなし・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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