テーマ:日帰り温泉あれこれ(1032)
カテゴリ:日帰り温泉日記(県外編)
さて以前「諸国温泉功能鑑」というのを紹介いたしました、
これは江戸期後期の資料ですがその後も同様のものが数多く作られました、 明治期には・・・ 「大日本温泉一覧」という同様の温泉番付表が作られています、 これらの番付表でほぼ共通しているのが・・・・ 東西最高位の温泉・・・ どの資料でも 東の大関(または横綱)は草津温泉・西の大関(または横綱)は有馬温泉となっております、 当時は相撲の最高位は大関で横綱という地位はなかったのですね、その地位ができてからの資料でも大方この2湯の地位は変わらず最高位・・・ 東の横綱「草津温泉」には入りました、すると西の方も入ってみたくなるのが心情というもの・・・ キャンプから帰った翌週たまたま四国出張が入りまして、帰りが遅くなりそうなので途中宿泊することにいたしました。 「そうだ有馬温泉に行こう!!」 っということで行ってきました西の横綱「有馬温泉」 古いカメラなので若干ピンボケしておりますね・・・ このカメラ暗いところは弱いのですよね~、 まあ腕が悪いという説もありますが・・・ 建物の写真はホームページからにしましょう、 今回訪れたのは有馬温泉 金の湯 有馬には大きく2種類の泉質の温泉が湧き出ており、それぞれ「金泉」「銀泉」と呼ばれております 濃い含鉄強塩泉の「金泉」、炭酸ラジウム泉の「銀泉」 今回利用したのは「金泉」の方です、 泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物泉、掛け流しです。 これもピンボケで見えませんが、驚くべきはその塩素イオン濃度・・・ 通常強塩泉と言われる塩化物泉でも塩素イオンの濃度は10000mgほどですがここ有馬温泉の塩素イオン濃度はなんと35400mg・・・ 鉄分を多く含む温泉でもありますが高い塩分濃度のため、透明の源泉はすぐに変色し、 湯はこの通り真っ赤か、 湯につけるとタオルが染まると言われる金泉、なかなかに強烈な色ですね、 さ~て、では入ってみますか・・・ ・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・ 良いかも・・・、さすがは西の横綱と呼ばれるだけのことはありますね、 有馬温泉は関西の奥座敷、日本三古湯の一つにも数えられ敷居が高いと言われますが、 この「金の湯」の入浴料は650円(タオル無)まあいうほど高くはありません、 有馬の湯が初めて文献に登場するのは・・・ 631年、舒明天皇が約 3か月滞在したと日本書紀に書かれております、 その後奈良時代に行基が温泉寺を建立し、現在の有馬温泉の基礎を作ります。 日本三大古湯の一つ、その歴史は実に古い・・・ さてさてこうなると次は銀泉の方に入ってみたくなるのも心情というもの・・・ まあそれは次回の楽しみ・・・ ちなみに今回の目的地は四国松山、道後温泉の地ですね、 道後も行こうかな?とも思ったのですが、たまたま泊まったホテルの大浴場も奥道後からパイプで引き湯しているということでしたので、道後の温泉街もまたの機会に・・・ さて松山のお土産と言えば・・・ はいこれ、一六本舗の「一六タルト」・・・ 明治16年創業の老舗菓子店で創業年の16年が店名の一六本舗の由来、 名物は「一六タルト」 四国名産の生柚子をふんだんに使った上品な餡をスポンジで巻いたお菓子で、口いっぱいに柚子の風味が広がります。 タルトは、久松家初代松山藩主・松平定行公が、長崎から伝えたといわれておます、 南蛮菓子タルトに魅せられた定行は独自に餡を使ったタルトを考案しその製法は後に久松家の家伝となりました、明治期にその製法が伝わり四国の名産となったのがこのタルト 殿様を魅了したタルト、今は四国土産の定番品・・・ まあとは言え一種類だけでは飽きるので詰め合わせね・・・ こっちは「坂の上の雲」 愛媛特産の伊予柑とミルクを使った餡を小説「坂の上の雲」の雲をイメージして焼き上げた焼き菓子 どちらにも四国特産の柑橘類が使われておりますね、愛媛と言えばポンジュース、蜜柑の産地ですからね・・・ 今日は有馬温泉と愛媛一六タルトのお話・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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