テーマ:今日のお出かけ ~(8129)
カテゴリ:新潟観光日記(花見編)
新潟もいよいよ桜が咲き始めたようですが、
残念ながら出先なので。。。 今日は田上の梅のお話・・・ 田上は越の梅の産地で、この梅林公園は農家の梅畑の中の公園です。 梅畑の梅を眺める人が現れ、公園として整備されたようです。 花見と言えば桜と思われがちですが、 花見=桜となったのは平安期の話で、それよりも古い奈良時代には花といえば「梅」 花見=梅だったのですね。 梅と桜、花見の花としての地位ははるか昔に桜にとってかわられましたが、 梅の花は家紋として日本の文化の中に残っていきます。 家紋として梅紋・梅鉢紋が用いられるようになったのは菅原道真の影響が強いようです 菅原道真が好んだ梅の花、道真を神としてまつる天神様の神紋として用いられます、 これにちなんで天神様信仰の武将、菅原氏の末裔を名乗る武将が好んで使ったのがこの梅紋・・・ 梅紋と言えば加賀の前田氏の加賀梅鉢などが有名でありますが、 これも加賀前田氏が菅原氏の末裔を自称していたからで・・・ 梅紋は梅鉢・捻じ梅・星梅鉢・梅持・光琳梅・利休梅などたくさんあります。 梅紋を使用した武将も加賀前田氏以外にも相良氏、筒井氏、中坊氏などたくさんあります、 一方桜紋はというと・・・ 実はあんまりありません、細川氏が桜紋を使っておりますが、 南北朝時代桜紋を使い始めた細川氏、当時は「細川管領家の物好きの御紋」と言われたそうですよ、 それだけ珍しかったのですね。 すぐに散ってしまう桜の花、武家はその潔さを愛でながらも家紋としては敬遠したようです。 桜紋は神紋としてはたくさん残っておりますよ。 全国の護国神社の多くが桜紋を神紋としておりますし、木花咲耶姫が桜の神様と言われておりますのでこの神様を祭る神社でも好んで桜紋が使われます。 今日は割と理屈っぽい、梅の花のお話でした・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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