テーマ:今日のお出かけ ~(8129)
カテゴリ:新潟観光日記(その他)
今日は予告通り燕市の産業資料館のお話・・・
燕市の主要産業はなんといってもカトラリーを中心とした金属製洋食器産業です。 国内の生産シェアは90%を超え、国産のナイフやフォーク・スプーンなどはほぼここで作られているといっても過言ではありません。 過去には輸出も含め500億の商品を出荷していた燕市の洋食器産業ですが、中国製の安物などに押され、国内需要の減少と共に落ち込みに転じ、 現在は約72億円の商品を出荷しています、 さて・・・ 自分でラーメンの丼は陶器の方がいいと言っておきながら前回の日記・・・ あんまりみんなに否定されるものだからついね。。。 私はもともとこの燕市の出身なんですね・・・今は三条市に住んでいますが。。。 何しろ洋食器産業の街ですから父も祖父も洋食器に携わる仕事をしていました・・・ 私の実家の仕事は。。。 これ・・・ 洋食器を作るための金型を作っているのですね、 洋食器を作る元となる型ですので0.1mm寸法がずれただけでもう商品にはなりません・・・・ 燕市の洋食器産業はこの職人たちの高い技術と精度に支えられているのですね、 どこぞの粗悪品とは一緒に出来ないのです・・・ プレス・焼入れ・メッキ・全てにおいて他の追随を許さない高い技術を持っています。 ステンレス製品において燕市に勝る技術を持ったところは国内ではまずないと思います。 ステンレスに特化した町かもしれませんね~・・・ 明道メタル ・遠藤製作所 ・遠藤商事・和田ステンレス工業 ・東陽理化学研究所 ・サクライ・燕振興工業・サーモス・山崎金属工業・藤寅工業 ・・・ ステンレスの加工を得意としたメーカー・厨房機器に特化した商社がたくさん・・・ ステンレスの加工に特化した工場・業務用のメーカー・商社ばかりだから知りませんよね・・・ あ~、アウトドアメーカーのユニフレームも燕市のメーカーです。 ここもセンスの良いステンレス製の商品がたくさんありますね・・・ これは長澤まさみのサイン入りスプーンのベンチ・・・ まあこんなのはもちろん洒落ですが、燕のステンレス製品は本当に出来がいいんですよ。 なんで鯉の置物?・・・ と思わせておいて。 この鯉の鱗は・・・ スプーンです・・・ まあこれも洒落で。。。 これはノーベル賞の晩餐会で使われるカトラリー、 山崎金属工業の物です・・・ これは洒落じゃないよ~ で、こっちは洒落・・・ ギネス認定世界最大のスプーンとフォーク・・・ 18-8ステンレス製、ミラー仕上げ。 スプーンは全長204cm・重量20kg、フォークは全長215cm・重量16kgです。 一応取り外して使用することもできますが、こんなスプーンとフォークを使えるのはウルトラマンくらいのもので・・・ まあ洒落洒落・・・ 自分でラーメンの丼は陶器がいいと言っておきながらあんまり否定されると今度は郷土愛が顔を出し。 燕のステンレス製品は出来がいいんだ~い!!と、ついあんな日記を・・・ たとえばビアグラス一つとってもね・・・ どこぞの国の格安粗悪品と比較すると・・・ まずもって研磨技術が雲泥の差。。。。 研磨が悪いと口触りが悪いし、なんとなく金気がする・・・ 味覚というのは五感で感じるもので当然触覚にも影響されます。 磨きの悪い器は中の飲み物の味を落とす・・・ しかし値段もまた雲泥の差で・・・ 研磨職人が丁寧に磨き上げ、中の飲料の味に影響を及ぼさない様内側に金メッキを施したビアマグはどうしても2000円~3000円くらいになってしまします・・・ ビアマグ一個3000円はやっぱり高いですよね・・・ これが研磨の作業場の再現・・・ と言っても昔の作業場だから今はもっと近代的になっていますよ・・・ こんなのは昔々のお話で・・・ 私の実家は金型の作成工場だから彫金屋、彫金屋の作業場を再現したのがこれ・・・ まあ金型の彫金とはちょっと違うかもしれませんがこれも昔々の作業場で・・・ 今はもっと機械化が進んでいます。。。 これは資料館にあった彫刻組合の系図・・・ 実はここに私の父・祖父・叔父の名前が・・・ 祖父のお弟子さんたちもたくさん。。。 こらこら探さない探さない・・・ 本名も分からないのに探せるわけがないでしょうが・・・ え~、過去にやり取りして「本名知ってるもん!!」、というブロ友さん・・・ 私は婿に行って苗字が変わっているのでその名前では探せません。。。 残念でした~ 今日は燕市の洋食器のお話・・・ 長くなったので玉川堂(ぎょくせんどう)のお話は次回ね・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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