テーマ:今日のお出かけ ~(8129)
カテゴリ:新潟観光日記(花見編)
キャンプの日記もようやく終わり、今日からいつもの日記です。
私の実家の菩提寺、安了寺。 今年も藤の花の時期がやってまいりました。 実家の菩提寺の白藤は八王寺の白藤として親しまれ、 県の天然記念物に指定されています。 藤の花の甘い香りが辺り一面に漂っています。 この藤棚は1本の藤の巨木からなっており、 この藤は樹齢推定300年の老木です。 この安了寺はもともとは真宗大谷派の寺の寺でしたが大谷派の宗門紛争をきっかけに仏光寺派に転派しました、 その際、転派の決意を示すために植えられたといわれるのが、この藤・・・ 真宗仏光寺派の本山仏光寺にある仏光寺藤にちなんで植えられたのがこの大藤 奇しくも近代宗教史の生き証人、300年前の紛争の証拠・・・ 300年前の紛争というのは・・・ お東騒動。。。 真宗大谷派が改革派と保守派に分裂し、最終的に4派に分かれるまでに至った騒動です。 悩める衆生に救いの道を指示し、導くべき宗門が、権力と財産を争っていたのではお話にならないのですが・・・ まあねえ、坊主も人間権力欲、物欲に取り付かれるのもまああり得ることではありますが。 教祖親鸞の教えをもう一度読み返してみた方がよろしいですな。。。 真宗は戦乱の世の中、庶民から熱烈な支持を受けた宗門ではありますが、 以外にこういう争いは絶えなくて。。。 顕如と教如の対立から始まった東西分裂、 そしてこのお東騒動・・・ まあ、ありのままの自分を見つめそれでも助かりたいと願う、 心から「南無阿弥陀仏」を唱えた信者は残らず救って下さるのが阿弥陀如来とはいえ・・・ ちとおいたがすぎませんかね。。。 私の実家の菩提寺はこのお東騒動の時、 大谷派を捨て仏光寺派に転派したんですね。 お東騒動で分派したのは浄土真宗東本願寺派、本願寺維持財団、それに本願寺です、 安了寺はそのどれにも属さず、まったく別の仏光寺派に転派したわけで・・・ さてこの仏光寺藤にちなんで植えられた八王寺の大藤・・・ 立派に育ったもので・・・ 宗教は権力・金・地位名誉と言ったものと結びついた瞬間から、腐敗が始めるもので。。。 まあだいたいろくなことにならないわけで。。。 人生は修行の場などと説く宗教もありますが、 私はそんな崇高なのは苦手で。。。 人間は罪深く、欲にまみれ、安きに流される、 それでも助かりたいと願う、 そんな凡人を残らず救うと説く阿弥陀様の教え方が好きです。 悪人であれ善人であれ死したものは皆残らず仏となる・・・ な~~ぜか?、 それは、その人の人生を通して残ったものに教えをのこし、進むべき道を指示しているからに他ならない、 人生とはかように思うようにはいかぬもの、儚きもの、 あいつはとんでもない奴だ、死んでも手など合わせるものか・・・ さてさて、悪人は悪人の人生を通して我々に教えを残しているもので。。。 教えを残した先人にして先輩、して先生であるわけで・・・ ゆえに等しく「仏」であるわけです・・・ おっと、最後は宗教臭い話になりましたね・・・ ちなみに私は無宗教・・・、 宗教とは・・・、人生のあり方を示す教科書でありますね。。。。 教科書もいろいろ、しかし読み解くべき心理はどれも大きな違いはないものと思いますよ。 宗教が原因の戦争・争いなど馬鹿げたもので・・・ まあ本道に立ち戻り、もう一度それぞれの教祖の言葉を読み返してみるべきですな。 今日は実家の菩提寺の白藤のお話でした・・・ ネタあまりは徐々に解消中です・・・ 残り5話・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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