テーマ:★ラーメン食べ歩き★(211)
カテゴリ:食べログ(ラーメン編)
JUNKなラーメン企画第27弾ですが半分は温泉のお話です・・・
前々回の日記に温泉成分分析表は見方がわからんと書き込みがあったので今日はその辺も含めて・・・ まあとりあえずは腹ごしらえ、月岡の帰り道です。 加茂市の「めん亭」です。 加茂市はラーメン不毛地帯で特徴のあるラーメン店が実に少ない、 ちょうどこのあたりで食事時とはなったのですがう~~ん、加茂か。。。 一応「成龍」という背脂ラーメンの美味しい店があるのですが、背脂系を食べたい気分でないし・・・ ということで「めん亭」・・・ ここのラーメンはいわゆる昔からある中華そば・支那そばの味です。 チャーシューメン大盛り ちょうどこんな系統が食べたかったので美味しい・・・ こっちは普通盛り 麺もスープも中華そば!!という感じの味です、鶏がらベースの醤油ラーメン、王道の味・・・ チャーシューの味付けが若干濃い以外はいわゆる普通の中華そば、まあ懐かしい味でこれはこれでありでしょう。 さて、温泉成分分析表・・・ わけのわからない元素記号が書いてあってわからないと思われる方も多いでしょう、 まあでも見るところは限られているので・・・ ポイントを紹介しましょう。 まず7つの特殊成分をチェックします、 チェックする場所は銅イオン、総鉄イオン、アルミニウムイオン、水素イオン、遊離二酸化炭素、総硫黄、ラドン 銅イオン、総鉄イオン、アルミニウムイオン、水素イオンは陽イオンの欄に記載されています、 特殊成分は含まれていないことが多いので、泉質に「含鉄」とか「含硫黄」とかの表記があるときだけ該当項目をチェックすればよろしい。 銅イオンは銅泉に影響します、これが1L中に1mg以上含まれていると銅泉になり特殊成分として「含銅」と泉質表記されます。 総鉄イオンは鉄泉に影響します、第二鉄イオンを第三鉄イオンの合計が1L中20mg以上含まれていると鉄泉となり特殊成分として「含鉄」と泉質表記されます。 アルミニウムイオンはアルミニウム泉に影響します、これが1L中に100mg以上含まれているとアルミニウム泉となります、旧泉質名で「明礬泉」などがこれにあたり、現在はアルミニウム-○○塩泉という形で表記されます、特殊成分ではこれだけが含○○という形で表記されませんので注意が必要です。 水素イオンは温泉の液性に影響します、これが1L中に1mg以上含まれていると酸性泉になります、phでも判断できますが、基準としては水素イオンの含有量となります、泉質表記では「酸性」と表記されます、 次にラドン、これは放射能泉に影響します含まれている場合は表の上の方に記載されていることが多いようです、書かれていないことも多いので書かれていないものには含まれていないと考えて良いでしょう。 ラドン含有量8.25マッヘ以上で放射能泉、特殊成分として「含放射能」と泉質表記されます。 次いで遊離二酸化炭素、これは溶存ガス成分のところに表記されています、 遊離二酸化炭素は二酸化炭素泉に影響します、1L中に1000mg以上含まれていると二酸化炭素泉となりますがこれは掛け流しでないとあまり意味はないので注意が必要です(遊離成分はすぐに飛んでいってしまうので)、泉質表記では「含二酸化炭素」と表記されます。 ちょっと分かりにくいのが硫黄で、陰イオンの硫化水素イオン・チオ硫酸イオン、それに溶存ガス成分の遊離硫化水素の合計をチェックします、このうち卵の腐ったような臭いの元は遊離硫化水素でこの含有量が多いと匂いが強くなりますが、これもすぐに飛んで行ってしまうので、掛け流しでない場合はその分薄くなります。 この3つの合計が2mgを超えると硫黄泉、泉質表記では「含硫黄」と表記されます。 これで特殊成分のチェックは終了です。 さて次に陰イオンをチェックします、フッ素とかヨウ素とかいろいろと書かれています、それぞれ匂いなどにも影響していますが、チェックするべきは主に3つ、 塩素イオン濃度・硫酸イオン濃度・炭酸水素イオン濃度です、水溶液の性質は主に陰イオンに左右されますのでこの部分が重要になります。 塩素イオンは塩化物泉の濃度に影響します、これの濃度が高いと塩辛く温まりの良い温泉になります、旧泉質名で食塩泉などがこれにあたります。 硫酸イオンは硫酸塩泉の濃度に影響します、これの濃度が高いと苦味が強く保温効果の高い温泉になります、旧泉質名で正苦味泉・明礬泉・石膏泉・芒硝泉などがこれにあたります。 炭酸水素イオンは炭酸水素塩泉の濃度に影響します、これの濃度が高いと清涼感のあるぬるっとした温泉になります、旧泉質名で重曹泉・重炭酸土類泉がこれにあたります。 陰イオンをチェックするうえで重要なのは泉質名の決定は含有する物質の濃度(ミリグラム・ミリバル)ではなく含有比率(ミリバル%)によるということです、 陰イオン・陽イオンの成分は最も比率の高いものを主成分として表記し20%を超えるものを副成分として列記します、 つまりはどんなにたくさんの硫酸イオンを含んでいても、それよりも圧倒的に多くの塩素イオンを含んでていて比率が20%を超えなければ硫酸塩泉とは表記されませんし、副成分として列記もされません。 ここに泉質名だけを見て判断した場合の落とし穴があったリしますね。 つまりは一般的な硫酸塩泉よりもずっと多くの硫酸イオンを含んでいてもそれが泉質名には全く表記されないこともあるということです、 これを判断するためには泉質だけでなく成分表を見なければなりません、ついでにそれが濃いのか薄いのかもチェックできます。 さて最後に単純泉・・・ はたして単純泉とは何なのか、これは療養泉の基準を満たし且つ温泉に含まれる溶存成分が1000mgを超えないものが単純泉に分類されます、こう言うと単純に薄い温泉と思われるかもしれませんがそういうわけでもありません、成分によりますし最終的には実際に入ってみないと何とも言えないということになりますね。 一口に1000mgといっても、家庭用の浴槽で考えるとだいたい大さじ10杯ほど(200g)の溶存物質が含まれていることになります、入浴剤がだいたい1袋30g前後ですので、どんなに薄い塩類泉(溶存物質1000mg以上)でも入浴剤7袋分程度の成分は含まれているということになります、濃いので有名な有馬温泉などは塩素イオン濃度だけで39000mg、家庭用の浴槽に換算すると大さじ390杯7800gもの塩素イオン(塩)が入ることになります、 入浴剤5~6袋分の有効成分の入った単純泉もありますので、薄いとは限らないということですね。 まあこれでだいたい成分表の見方がわかったのではないかと思います。 ん?、あれ?寝てる・・・ 結局化学式の授業のようになるのがこの成分表で・・・ 成分表は元素記号で書かれていることも多いのでSO4が硫酸、HSが硫化水素、HCO3が炭酸水素、Feが鉄とかは覚えておかねばなりませんね。 今日は温泉成分分析表のおはなし・・・ 最後はデザート・・・ ポルタのシュークリーム・・・ やっと買えました。。。 頭になんかついてますね・・・ また貼られた・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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