テーマ:食べ物探検(128)
カテゴリ:食べログ(その他外食編)
夏といえばうなぎですが・・・
うなぎもすっかり高級品でなかなか我々庶民の口には入る機会が少なくなりましたね。 うなぎといえばやっぱり蒲焼ですね。 さて関東の食物と関西の食物、何かというと発祥は関西と言いたいという方もおられるかもしれませんが、 うなぎの蒲焼と握り寿司はまあ贔屓目に見ても江戸、東京の発祥のようです。 江戸時代、江戸湾の干拓によってできた湿地にたくさんのうなぎが住みつきました、 このうなぎを串に刺して焼いて食っていました、それにやがて千葉で作られる関東醤油が使われるようになって出来たのがうなぎの蒲焼、 もともと労働者の食べるもので屋台で食べる軽食、そんなに大層なものではなかったのですよ・・・ さて安くうなぎが食いたもので。。。 安くて旨いと評判のうなぎ屋に・・・ 静岡県の「うな政」です、 数年前までは本当に安くてね・・・ は~い、もちろん知ってる店です、よく行きましたので・・・ 今はうなぎがすっかり高くなったのでうなぎ&豚なんて書いてありますが、まあやっぱりうなぎはうな丼で・・・ 豚やら牛やら鳥やらは入ってない方がいいですね~ これで880円です、 まあまだ手頃に食える値段ではあるのですが・・・ 数年前までは600円くらいで食えたのですよ。安い!! 静岡もうなぎの産地の一つではありますがまあこの値段では多分うなぎは中国産でしょうけれどね、 店で炭火焼にしているのでそれでも十分に美味しいですよ、 どこぞの牛丼チェーン店や親子丼チェーン店のうな丼食べるくらいならこっちのほうがずっと美味しい。。。 あ~~あ、安く食べれたときは蒲焼もう一個乗せてもらったりしたものなのに・・(Wうな丼) 蒲焼もう一個乗せたら手頃に食べれないね。。。 どこぞの外食チェーン店のうな丼は下に錦糸卵が敷いてあったりしますがうな丼はこのくらいシンプルな方がいい・・・ うなぎとタレと山椒、それだけでいいんですね。 余計なものを入れるのは野暮というもので。。。 さて鰻の蒲焼の発祥は東京ですがうな丼の発祥も東京のようです。 堺町(現東京人形町)の大久保今助という人が作り出したと言われています、 まあ作り出したといってもね・・・茶店でうなぎの蒲焼食ってたら渡し船が出そうになって慌てて飯の上にのっけたというのが始まりですけれどね。。。 うな丼・寿司・蕎麦なんて食い物はそんなに高級なものではないんですね、庶民の食物なんだから。。。 うなぎ屋は煙を食わせるなんて言いますね、 うなぎをタレに漬けて焼くこの匂いが、うなぎ好きにはたまらないもので、この匂いを嗅がされてはついつい店に足がむいてしまうわけで。。。 匂いで釣るのも商売のうち、焼き鳥なんかも匂いについ釣れれる食い物ですね。 蕎麦屋の場合、サッと食ってサッと出る、長居は野暮、 うなぎ屋の場合は逆に急かすのは野暮。。。 今はうなぎ屋も注文受けてから割いているわけではないですのでそんなこともないのですが、 本来うなぎの蒲焼というのはとても時間のかかるものでしてね、まあうなぎが出来上がるのをのんびりと新香でもつまみながら酒でも飲んで待つのが粋な食べ方。。。 「まだ~~」「遅いよ~~」なんていうのは野暮。。。 食べ物の「粋」と「野暮」。まあそれにはそれなりの理由があるわけで、 今はそんなことはないものも多いですけれどね、まあそんな歴史背景も一緒に楽しんでみてはいかがでしょう? うなぎ屋の場合は、果報は寝て待てということで・・・ まあ店で寝てたら怒られるかもしれませんが。。。 今日はうなぎのお話・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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