テーマ:日帰り温泉あれこれ(1033)
カテゴリ:日帰り温泉日記(中越編)
ちょっと遠くの温泉に行きました、といっても県内です、
ここ、結東温泉 萌木の里 栃の実館です。 秘境秋山郷の中にある温泉です、 秘境秋山郷は平家の落ち武者伝説の残る雪深い山間の秘境です、 昭和の初めに観測隊が秋山郷を訪れたところ村人に「源氏はまだ栄えているか?」と聞かれたという話が残っています、 まあいくら山奥の秘境とは言えそんなことあるはずもないのですが、まあそれだけ人里離れた秘境であるということです。 豪雪地としても知られこのような山間部は度々孤立します。 まあ5mも雪が降ったらね~・・・ そうなりますわな。。。 この白い大きなポール、この高さまで雪が降ったというのですからそれはまあ除雪が追いつかないのも当然のことで・・・ まあこのあたりの降雪量を基準に新潟はどこでも雪が降ると思っている人も多いのですが 何メーターなんていう単位で雪が降るのは山間部で、平野部は普通は数十センチ単位です、1mも降ったらかなり降ったということになりますね。 新潟県すべてがそんなに雪に埋もれるわけではありません・・・ さてこの実がなんの実かご存知の方はおられますでしょうか? 栗?、違います、似てはいますけれどね・・・ 栗はイガの中に隠れていますがこの実は・・・ こんな感じです・・・ これは栃の実です、栗とよく似ていますが、栗と違って食べるのにはとっても手間がかかります、 栃はアクが強くそのままでは渋くて食べられない、何日も何日も水にさらして広葉樹の灰と混ぜてアクを抜きようやく食べれるようになります、 栃餅なんかが一般的ですが、せんべいやクッキーにしたりもします。 栃の実を入れることで餅が固くならず、柔らかいまま保存できるというまあ昔の人の知恵ですね。 クッキーなんかはわりあいに美味しいのですが、まああの手間暇を考えると・・・ それに見合った味かというと微妙な気もします。。。 もしも田舎で栃餅や栃の実せんべいを出されたら・・・ あんまり手厳しいことは言わないであげましょうね。。。 本当~~~~に手間がかかるんだから・・・ こんなに手間のかかる栃の実がなんで昔は主食として食べられていたのか・・・ この実はうまく処理すれば常温で長期間の保存がきくんですね、そのためこのような豪雪地では冬場の貴重な保存食として重宝したわけです 今はあまりに手間がかかるので廃れ、郷土食として一部地域で残っている程度でしょうかね・・・ 栃の実を調理すると一ついいことがあります。 排水管が綺麗になります、 というのも栃の実は昔石鹸として使われていたこともありましてね、排水管のヌメリを取り汚れを落とします。 栃の実は食べれるようになるまで2週間くらい何度も水を替え冷水に晒しますのでこの捨てた水で排水管が綺麗になるわけです。 鬼皮を向いた栃の実を排水管に入れておくと汚れが落ちるとも言われています。 よくまあそんなものを食べようと思ったもので・・・ さて温泉・・・ 泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉・硫酸塩泉です この施設は実は2度目なのですが、以前来た時には夜になってしまい露天風呂には入れなかったのですね、なので今回もう一度来てみたわけです、 正直内風呂だけだとちょっと物足りない感じです。 まあ景色の方はなかなかのものですが・・・ まあ山奥の秘境ですからね・・・ 露天風呂の方はといいますと・・・ 一度服を着て外に出て別の建物にむかいます。 これが露天風呂のある建物、営業時間が日没までとえらくアバウトな営業時間です・・・ 受付で料金を払うと このようなバッチを渡されこれで露天風呂も内風呂も時間内は入り放題というわけです・・・ ただし露天風呂は日没まで。。。 前回は日が沈んでしまったのでは入れなかったのですね。 これがその露天風呂、露天風呂は掛け流しです。 街灯はないのでそれで日没までということなのでしょうね。。。 脱衣所には電気はあります。 泉質的にはこちらのほうが良い泉質ですが内風呂も露天風呂も若干ぬるめです。 こっちが露天風呂の温泉成分分析表で・・・ 以前は内風呂と露天風呂の泉質が違ったようですがこれを見る限り一緒のような気も・・・ 秋の紅葉シーズンにはもっと綺麗な景色が見られそうですね。。。 まあ冬場は来れないね。。。 今日は結東温泉 萌木の里 栃の実館のお話し・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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