テーマ:公園に行きましょう(1417)
カテゴリ:新潟観光日記(その他)
蓬平温泉の帰りに越後丘陵公園に寄りました。
冬場はここのイルミネーションが綺麗と評判の場所で・・・ 通常は入場料がかかるのですけれどね、冬場は無料・・・ 国営越後丘陵公園、 北陸唯一の国営公園です。 現在は計画の約半分150ヘクタールしか開園していませんが、 完成時には399ヘクタールと本州日本海側最大の国営公園になる予定です。 新潟は本州日本海側最大の都市だからね~ っと思われるかもしれませんが、そうではありません、 この公園はバブル経済の落とし子です。 な~んだ、箱物事業か・・・、って・・・ 箱物事業は箱物事業ですが並みの箱物事業ではありません。 開発予定面積1413ヘクタール、地方都市の拠点化を目的とした地域振興型の都市開発計画、長岡ニュータウン計画。 開発地区は丘陵地を切り開いて行われ住宅地・商業地を主体とした中央地区、流通業務地を主体とした才津地区、工業地を主体とした雲出地区の3地区を同時に開発し、 市街地と3つの開発地区を都市計画道路とモノレールで結び、 無公害型工業地域、流通センター、学園地区、住宅地区、レクリエーション施設などを1413ヘクタールの中に集約、 地域内で生じた廃棄物を「管路収集システム」で地下のパイプを経由してダイレクトに処理施設へ輸送する巨大プロジェクトです。 1975年事業実施基本計画が認可され計画が動き始めます 1976年には長岡技術科学大学が開学、 1980年代には長岡市周辺の産業都市化を目指す長岡テクノポリス計画が開始し計画は順調にスタートします。 このうちのね、2つは順調だったんですよ・・・ 流通業主体の才津地区では卸売業や運送業を中心に立地が進み、追加の用地造成も進み周辺部でも順調に開発が進んでいきます。 工業地の雲出地区では分譲から僅か2年で全区画の分譲が完了、9社が立地しました。 この二つの地域は何の問題もなく当初の予定を上回るペースで開発が進んでいきます。 問題は商業地、住宅地が中心の中央地区・・・ 計画では56000人がここに住む予定でした・・・ でも・・・ 売れない。。。 だって田舎だもの・・・ 市街地まで車で20分もかかる丘陵地、しかも周りにはろくに店もない、駅までバスで20分もかかる・・・ 誰がそんなところに好き好んで住むのよ。。。 中央地区は2度にわたって大幅な計画修正を余儀なくされ、計画人口は10000人に大幅に縮小されましたが・・・ それすら売れない・・・、 結局居住数は約1200世帯、3800人にとどまりました。。。 モノレールも都市計画道路も白紙撤回、残ったのは広大な土地・・・ さてどうしましょう・・・ ということでできたのがこの公園・・・ もう苦肉の策ですね。。。 その後この公園以外の用地の大半は国から新潟県と長岡市に払い下げられ・・・ 新潟県立歴史博物館と長岡市ニュータウン運動公園ができたのでした・・・、県も市も土地を持て余してますね。。。 もう公共施設を作るしか使い道がない!! ね、バブル経済の落とし子でしょう。。。 本州日本海側最大の国営公園(予定)・・・ 誇っていいのやらどうなのやら微妙な公園ですね~~ でももともとは鳴り物入りで計画されたニュータウン、道路は整備されているし、とっても広くて綺麗な公園ではあります。 ハッハッハ、箱物は箱物でもちょっとレベルの違う箱物でしょ~~ 何しろ街単位の計画の残り物ですので・・・ 今日は国営越後丘陵公園のお話・・・ イルミネーションは綺麗でしょ。 莫大な金がかかってるんだから・・・(笑) ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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