テーマ:お花見散歩(73)
カテゴリ:新潟観光日記(花見編)
キャンプの日記は前回で終わり、今日から通常の日記です。
1週間ほど遅れて掲載になっていますが、今日は我が家の菩提寺の藤・・・ 我が家の菩提寺には白藤の老木があり毎年見事な花を咲かせます、 八王寺の白藤として県の天然記念物に指定されています。 キャンパー一族代々の墓がある寺なので私には見慣れた木で別に珍しくもないものなのですが・・・ この藤がある八王寺の「安了寺」は真宗大谷派の寺だったのですが、真宗の御家騒動世に言う「お東騒動」の時に他の数十の寺と共に大谷派を離脱しました。 「安了寺」が転派したのが仏光寺派で、この大白藤は転派の決意を表明し本山仏光寺の正紋「仏光寺藤」に因んで植えられました。 以来300年、守り受け継がれてきたのがこの八王寺の大白藤です。 盆でも暮れでもないのにこうして墓参りにくる孝行息子を迎えてくれます・・・ 何?、花見のついでにしか来ないドラ息子だって?。。。 うるしゃいな・・・、花見のついででも何でも来るだけましでしょうが・・・ 今年は急に温かくなったので花の見ごろもずれて、いつもならこのくらいに見頃を迎える八王寺の藤ですがちと遅かったようで、散りはじめというところでしょうか? その分、臭いは強く、もともと紫の藤と比べると臭いの強い白藤、強烈に甘い臭いを漂わせています、 おかげでお客さん(蜂)が多くて・・・ さて出たついでにもう少し回って・・・ 加茂川河川敷の鯉のぼりです。 毎年恒例ですが、いつもだいたいGWが終わってから行ってるような気もします・・・ 間もなく撤去です。。。 なに時期外れ?・・・・ も~~、2回見れてラッキーと思いなさい!! GW中はキャンプに行ってるから見れないのです・・・ なんか文句ある?。。。 加茂方面に来たのはもう一つ理由がありましてね・・・ もう一つ藤の名所、井栗の「万葉藤」です。 万葉集に出てくる「いぐりのふじ」の候補の一つですが、 歌の内容、当時の状況等考察すると万葉歌の「いぐりのふじ」はこの井栗の藤ではないというのが客観的な見方ではあるようです。 妹が家に伊久里の森の藤の花 今来む春も常かくし見む この藤の歌は新潟の歌ではないというのが大方の見解ではありますが、 万葉集に掲載される歌の中で日本海側最北とされているのが新潟の弥彦です。 いやひこ神の麓に今日らもか鹿の伏すらむ皮服着て角つきながら いやひこおのれ神さび青雲の棚引く日すらこさめそぼふる 日本海側これより北に万葉歌はなし、万葉歌の終着地でもあるのがこの新潟でして・・・ 位置的に日本最北とされているのが宮城で万葉歌の前線は宮城~新潟ラインで終着これより北上はできなかったようです。 日本海側は雪が降りますので万葉前線は太平洋側よりも随分と遅れた北上であったようですね。終着駅は新潟で。。。 今日は越後の藤のお話・・・ うんうん、雅ですな~~~ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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