テーマ:お花見散歩(73)
カテゴリ:新潟観光日記(花見編)
さて今日も薔薇の日記・・・
今日はみなさんのガーデニングに一番参考になる一般住宅のお庭です(本当か?・・・) 今日は燕市の住宅街の中の薔薇・・・ そう一般住宅の庭です。 趣味が高じて庭を薔薇で埋め尽くしてしまい、近隣で評判の薔薇の名所となってしまったお庭です・・・ こちらお庭もプロの園芸家の手によるものでなく、 個人の方が趣味で作り上げたお庭です、 しかも・・・ホームセンターで材料を購入して一つ一つ組み立てていったお庭・・・ よく見ないと気づきませんが一面を覆う薔薇の骨組みは建築用の異形丸棒で組み立ててあります・・・ いわゆる鉄筋というやつですね。。。 まさに手作りの庭・・・ 縦横無尽に組まれた骨組みには薔薇が四方八方に伝い、 まさに薔薇に包まれるようなお庭となっています・・・ 庭の広さ自体は田舎の家ならまあこのくらいの庭があってもおかしくないという程度の広さですが・・・ 庭中が完全に薔薇で埋め尽くされています・・・ よくもまあこれだけの庭を作ったもので・・・ 都会の住宅のお庭がどの程度のものかは知りませんが、 庭の広さからいったらまあ十分に可能な範囲でしょう・・・ ま~~ ちょっとマネできるかどうかは・・・ 病的な薔薇好きでないとちょっと無理そうですね・・・ こちらのお庭は自由に入れてもらえますが公表はしていません、 あくまでも薔薇は趣味、来年もと期待されては困るということです。。。 趣味の範疇を越えたくはないというのがこちらの主の考えだそうで・・・ もうすでに趣味の範疇は超えているような気がしないでもないですが。。。 それでもこれは趣味の世界の薔薇園です・・・ 一般住宅の薔薇の楽園です。。。 さて加茂の薔薇園の日記に、水のことを書きましたが、東京の水のことはずっと前の八ッ場ダムの日記を書いたときから いつか書く予定の日記でした、東京の水は本当に足りていて問題はないのか? そもそも日本という国はそんなに水が豊かな国なのだろうか?・・・ そんなに水が豊かなのならなぜ毎年のように「節水」だ「取水制限」だということが起きるのか? 実は日本は世界の平均から大きく後れを取る万年水不足の国なんですと言ったら信じますか? そんなわけないでないの、日本は世界の平均の倍も雨が降ってこんなに水が溢れているでないの・・・ は~いでもね・・・ 東京都は新潟県の1/6の面積しかないから水も1/6でいいよねとはなりませんよね・・・ 水はそこに生活する一人一人が使うものなのだから。。。 では国民一人当たりの水の量は足りているのだろうか?、ということを考えてみましょう・・・ そうみんなが忘れているのは人口密度です、 日本は人口一人当たりの降雨量が世界平均の約1/4、しかも日本の国土には急流が多く降った水のほとんどが河川や湖に留まることなく海へと流れでていきます。 そう日本は決して水資源が豊かではない国なのです、これをまず認識しないと先には進めないのですね。 なかでも一人当たりの雨量、いいかえれば一人が使ってもよい水の量が極端に少ないのが関東です、人口が多いですからね・・・ さて東京の水・・・ ああいう皮肉は書きましたが、実はここ数十年で東京の水は劇的に美味しくなりました、 東京に限らず関西でも同じです、現在水道の水が不味いのは浄水場の浄水機能によるものではなく水道管に影響される部分が大きいようです。 なぜか? それは水源の状態がよくなったからではありません、 高度浄水処理の技術が飛躍的に進歩したからです、東京水道局の努力の賜物といったところでしょうか?(苦笑・・・) 水源の状態は・・・、多少は改善したとはいえまだまだドブの水と大差のないような惨憺たる状態です。。。 そのままでは水源として適さない汚染された水だからこそ高度浄水処理が必要となるのです、 今の高度浄水処理の技術はドブの水すらミネラルウォーターに変えるだけの技術があります。 さてでは皆様にお聞きしましょう・・・ 可愛い子や孫にドブの水を飲ませる未来をお望みでしょうか?・・・ 八ッ場ダムの建設がもちあがった背景には多摩近郊の土壌と地下水脈の汚染が関わっています、 将来汚染が進んだら多摩の地下水脈は切り捨てるという決断をしたのが八ッ場ダムです・・・ 昔から西東京の水は美味しいと言われてきました、その美味しい水を支えてきたのがこの地下水です、 しかし人口の増加はやがて河川を汚し、大地を汚し、ついには地下水脈を汚していきました・・・ どうせ汚染を除去しなければ飲めないのなら、川の水で十分という決断が八ッ場ダムです。 東京都は地下水を恒久的な水源とみなさないという決断をし、上流に替りとなる水源を求めたのです。 高度浄水処理すれば美味しく飲めるんだからね・・・ トリハロメタンに汚染された地下水なんか要らない。。。 八ッ場ダム建設に比較的難色を示したのがダムの地元以外にこの西東京の人たちです、 多摩の地下水脈の汚染を認めながらも、だから切り捨てるのではなく、保全、改善して飲めるように維持していきましょうという動きがおきました、 地下水脈の汚染は汚染された水を汲み上げないとどんどんと広がっていきます、飲み水として利用しない水には関心が薄れ汚染はさらに拡大していく、 こうして回復不能なまでのダメージを受けたのが関西の地下水脈です。 多摩の地下水脈の汚染はまだそんなに深刻な状態ではありません、今ならまだ間に合うかもしれませんね。 将来子供たちにドブの水を飲ませるのか、美味しい自然の水を飲ませるのかは、まだ決まってはいません。。。 「東京の水は足りている」ではなくて「足りるようにしていく」が正解でしょうね、今も西東京の多くの市町村が地下水を利用しています。 汚染と地盤沈下が進みこれが利用できなくなれば、やはり替りとなる水源は必要になるのですからね。 とはいえあそこまで進んでしまったダム計画を中止するのはやっぱり不合理にして不条理だとは思いますけれどね。 今日は燕の住宅街の薔薇・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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