テーマ:キャンプを楽しむ方法(4708)
カテゴリ:キャンプ日記(その他)
ちょっと遅くなりましたが今日は先週のお話・・・
突然ですが・・・ この人知ってる人~~~ 何?そんなおっさん知らん?・・・ う~~ん・・・、このブログはキャンパーの人が少ないので仕方ないでしょう・・・ アウトドア業界では「風雲児」と言われ結構有名なのですが・・・ このおっさんは日本有数の高級アウトドアメーカー「Snow Peak」の山井太社長です 先週はスノーピークの年に2回の一大イベント「雪峰祭」があった週です。 スノーピークは国内のアウトドアメーカーの中でも絶大な信頼を受け、 「ピーカー」と呼ばれる熱烈なファン層を持つ高級アウトドアメーカーです。 スノーピークがここまで熱烈な支持を受けるようになったのは2代目の山井太社長の手腕によるところが大きい・・・ 山井社長が行ってきたことそれは創業当時からのコンセプトである「自分たちもユーザーである」「自分たちが欲しいと思うものだけを作る」 これを徹底してきたこと、 この日は社を挙げた一大イベントの最中なので山井社長も社員に混じって現場の陣頭指揮、店内に入っては販売員と共に率先して商品説明、ついで講演 更に社屋の屋根に上ってスピーチ、来場者にお菓子をまく、八面六臂の大活躍で・・・ 山井社長がなぜ風雲児と言われるのかは、この業界では珍しいちょっと変わった改革をしているからでしてね。 スノーピークのある三条市は金物の街です、輸入品が多いこの業界で彼がこだわったのは「地元主義」・・・ 技術はすでにここにあるという強い信念のもと、県央地区の高いステンレス加工技術を中心に地元の小さな町工場の高い技術力を生かし次々と新製品を生み出していきます。 コンセプトは・・・ 他社にあるものは作らない!!、 商品を使い捨てにはさせない、高くても品質の良い商品を長く使ってもらう、 自分たちが欲しいと思えるものだけを作る。 ここまでだとわりあいに「まあよく聞く」という程度の話かもしれませんね・・・ あるイベントに山井社長が参加した時のことです。 山井社長が参加していたキャンパーに言われたのは・・・ 「おたくの商品は高すぎる!!」「良いのは分かるが買えない!!」 ここで彼が行った改革がその後のスノーピークに大きく影響を与えていきます・・・ 値段を下げるというとコストカットとすぐに思いがちですが、品質は下げたくない、ではどうするか・・・ なんと全ての問屋、商社との取引を中止、取引を全て店直に切り替えます、 さらに、「欲しい物が店にない」という意見から、約1000店舗あった取扱店舗を自社の商品を広く扱える店舗250店舗に絞ります。 絞られた店舗の中でも主要となる店舗には販売スタッフを派遣し、自社の商品の販売を行わせるだけでなく、ちょっとした修理ならその場で行えるように改革していきます。 問屋・商社を廃して流通コストを抑える、誰もが思いつくことですがそう簡単なものではありません。 問屋・商社は伊達やハッタリでいるわけではない、販売量の減少、物流コストの増加で上手く行かないことの方が多い・・・ 問屋や商社を廃したくらいで国産と輸入品の価格差は埋まらない、結局はスノーピークの商品は「高い」。。。 しかしこの何割かの価格ダウンは今まで手の届かない高級ブランドだったスノーピークをちょっと無理すれば手の届くブランドへと変えていきます・・・ 今でもスノーピークの商品は高いのですよ・・・ アウトドアブランドでは一番一般的なコールマンと比較すると、まあものにもよりますが、1.5倍~2倍くらいの価格差はでるのでないでしょうか? しかしこの店舗を絞り問屋を廃した改革はユーザーに支持されていきます。 もともと社員の多くがキャンパー、ユーザーであるというのがこのスノーピークの強み、(採用基準自体がそうらしい・・・) お客様と直に触れ、意見を聞き、それを開発に取り入れていく、ユーザー目線での物作りというのがより強化されていくこととなるのですね・・・ 品質はユーザーのほうがよく知っていたということです、 この品質でこの価格、ならば若干高くてもまあよかろう、何度も買い替えるよりも結果として安くなる・・・ ユーザーは商品の価値を認め独特のファン層を築き上げていきます、 そして、本社移転・・・ 更にユーザーの直の声を聞く、フィールドに出た物作りをするということで、下田の山の中に本社移転、 本社裏に広大なキャンプ場を作り上げます・・・ まあスノーピークの歴史ちゅうことで。。。 来たからにはなんか買うというのがいつものお約束なのですが・・・ とはいっても高いスノーピーク製品・・・、買うのが無い。。。 とりあえず我が家のパイルドライバー(ランタンハンガー)の保護キャップ・・・(失くしたパーツの補充です・・・) う~ん、う~ん・・・、高いよ~~、買えるのが無いよ~~ 皿・・・(しかも1枚・・・) なんだそりゃって・・・ うるしゃい!!、いいの!!、金欠だったの!!、とりあえず買ったの!! なんか買い物したからいいの!! 最後に残念なこと・・・ 無料配布のウェルカムドリンク(おにぎり付)が年々不味くなってる気がします・・・ 今年の「雪峰祭」のウェルカムドリンクはきのこ汁ですが、これなんか海老かなにかで出汁取りましたね、余計なことを・・・ きのこ汁はきのこの風味を味わうもので海老の風味はそれを損なうだけ不要、本質から外れていますよ、御社の商品と同じで本質を外さないこと、飲む人の立場に立って作ることが大事ですよ・・・ こっちは去年の失敗にめげすぎかな~~ 去年は高すぎで売れなかったものね・・・ フランクフルトは価格を優先するあまりソーセージ自体の質が著しく低下しています。 物にこだわり続けてきた御社でないの・・・、高くても、売れなくても去年のソーセージのほうがいいと思いますよ。。。 こだわるべきは中身でパッケージや見た目でないんよ・・・ まあこっちは本業でないからいいけれどね。。。 今日はスノーピーク「雪峰祭」2015春のおはなし・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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