カテゴリ:日帰り温泉日記(下越編)
さて今日は温泉のお話し、多宝温泉「だいろの湯」です。
カメラを忘れてしまったのでスマホの写真なので若干移りが悪いですが。。。 多宝温泉と言ってもあるのはこの日帰り温泉「だいろの湯」だけで宿泊施設などはありません、 この施設では3本の源泉を使っており、泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉です。 硫黄濃度の高いなかなかの湯です、我が家から近い日帰り温泉では泉質はここが一番でしょう。 特に50畳の広さを誇る大庭園露天風呂は硫黄泉特有の香りの良泉です。 源泉は全て掛け流し利用しており温泉として十分な内容となっています。 まあここも定番温泉なので、すでに何度か紹介していますが・・・ 「だいろの湯」さて「だいろ」とは何でしょうか? 「だいろ」と言うのは今はあまり使いませんがこの地方の方言で「カタツムリ」のことです。 カタツムリの湯?なんで? と思われるでしょうが、この地方の民謡に岩室甚句と言うのがありましてね・・・ この岩室甚句の歌詞に だいろや だいろ だいろ 角出せだいろ 角を出さぬと 曽根の代官所に 申し上げるが いかだいろ という歌詞があります、「だいろの湯」はこの岩室甚句の歌詞からとった名前です。 だいろ だいろ 角出せだいろ 出さぬと曽根の代官上に申し上げる 意味が分かりませんよね、 これは昔、厳しい運上金の取り立てに苦しんだ庶民が圧政を皮肉った歌詞で、「だいろ」を農民に「角」を運上金に喩えて歌われたものでしてね。 普段はのびのびしている農民も役人が来たときは殻に閉じこもりスンとも言わない、 役人は運上金を出さないと曽根の代官上に連れていくと脅す、 こんなやり取りを歌ったものだと言われています。 岩室甚句に出てくる岩室温泉は弥彦神社参拝の宿場街として栄えた温泉地で、その昔一羽の雁が傷をいやしていたのを村人が見たのが開湯起源とされています。 温泉街岩室には岩室芸妓と言うのがいましてね、岩室甚句はこの岩室温泉で座敷歌として使われたものです。 ちなみにこの岩室甚句の合いの手「ヨシタヤー ヨシタヤ」と言うのは 「よした方が良い」と言うことではなく、 「ようやったな」「よくやったな~」と言う意味です。 多宝温泉はこの岩室温泉から5分ほどの位置にあり、このだいろの湯の会社は岩室で温泉旅館を経営しています。 泉質的にはごく薄い硫黄臭のする岩室温泉と比較して硫黄臭が強く濃度も高いのがこの多宝温泉。。。 個人的には岩室温泉よりも好きな泉質ですね。 毎年年末に一度は行くのがこの温泉なのですが、 実は目的もあって。。。 毎年この日帰り温泉でくれるカレンダーを寝室に貼るのが定番で、どうもないと落ち着かないので・・・ 来年のカレンダーは、 この通り・・・ 今日は多宝温泉「だいろの湯」のお話し・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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