テーマ:日帰り温泉あれこれ(1032)
カテゴリ:日帰り温泉日記(下越編)
さて今日は温泉のお話です。
毎年五泉の花見(水芭蕉・チューリップ・牡丹・芍薬など)が一段落したあたりで行ってる温泉地で、 咲花温泉です、 いつも咲花は佐取館を利用していましたが、今回はいろりの宿ホテル平左ェ門です。 咲花は五泉市の温泉地でして「咲花」何の花が咲くのかな? はい「湯の花」です・・・・ いや冗談でなくてですね、咲花温泉は阿賀野川の河畔に硫黄花が咲いているのを見つけたことで発見された自然湧出の温泉でしてね、 もともと先鼻という地名だったのを咲花に改名した温泉地でして、本当に咲いたのは湯の花なんですよ。 泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉です、 硫黄泉でありながら硫酸塩泉の基準も満たすちょっと珍しい温泉です。 実は硫黄泉の元となる硫化水素イオンも硫酸塩泉の元となる硫酸イオンも共に硫黄の科学種のひとつでしてね、 電化数が最も多いのが硫化水素イオン(SH-)の酸化数-2で、電化数が最も少ないのが硫酸イオン(SO4-)の酸化数+6です。 酸化数とか電化数とかまた科学の授業のようになっていますが要はマイナス電化をいくつ持ってるかっていうのが電化数です。 で、この電化の状態で硫黄は硫酸イオンになったり硫化水素イオンになったりするわけで、硫化水素イオンも硫酸イオンもそれなりの量含んでるということは非常に中途半端な状態で溶け込んでるということになります。 でもって実際の湯はと言いますと・・・・ 抜群に良いです、佐取館よりも泉質はこちらの方が良いかもしれません、 同じ温泉地でも使っている源泉、源泉の使用状況により湯のイメージはかなり変わります。 こちらの湯、特にこの露天風呂の湯は細かな硫黄花が舞い、硫化水素臭のするかなり良い湯です。 色はアルカリ性の硫黄泉の特徴であるエメラルドグリーンに濁り、独特の温泉らしさを醸し出しています。 説明が遅れましたがこちらのいろりの宿ホテル平左エ門、日帰り入浴は大人600円、子供300円ですが今回は五泉スタンプラリーのパンフレットについてるおまけのクーポン券で300円です。 タオル無し、露天風呂有、サウナ無し、シャンプー・ボディーソープ完備、休憩所なし、食堂なし、源泉かけ流しです。 う~ん通常料金でも十分に利用する価値がある。。。。 使っているのは咲花6号井の源泉です、まあ咲花の標準的な源泉ですが、そんなに大きい旅館じゃないから源泉の利用状況が良いのかな? 湯の鮮度などで湯の印象って大きく変わりますからね~~ ここに同じ温泉地でも旅館による特徴が出てくるわけで、まあいろんなところの湯に入ってみることが肝心なわけです。 こればっかりは成分表眺めてても分からないので実際に入ってみないとね・・・・ いろりの宿の名前の通り館内にはいくつかいろりがあります。 古い昔ながらの温泉旅館という感じでしょうか? 正直あまりきれいな旅館ではありません・・・・ ちょっと古びた昔の温泉旅館という感じで綺麗さだけで言ったら佐取館の方がずっと綺麗です。 ただ湯がね・・・・ こっちの方が良い。。。。 まあ宿泊利用でないので料理とかそういうのは分かりませんが湯だけを求めてくるならこっちの方が良い、 綺麗なところが良いということなら佐取館の方が良いかな? まあ温泉に求めるものも人によって違いますからね・・・・ 温泉は湯がメインとは言え以外に泉質ではないものを求める人も多いですからね・・・・ まあ人それぞれでそれが悪いということではありませんので。。。。 まあ私は温泉はやっぱり「湯」泉質が一番なので、こりゃ次から咲花はこっちかな? まあ湯には機嫌がありますので二度三度入ってみない事には何とも言えませんけれどね・・・・ あくまでも初見でのイメージですので。。。。 初見はどうしても受けるイメージが新鮮なので過大評価しがちでもありますしね。 まあ二度三度と利用しているうちに自ずと答えは出ることでしょう。 咲花も廃業した旅館も多くすっかり寂しくなってしまいました、 まあ歓楽地があるわけでもなく、阿賀野川河畔の鄙びた温泉地ですからね。 湯が良ければそれだけで何とかなるような時代でもないですからね、 せっかくの名湯、なんとか残していってほしいものです。 現在咲花には10件の旅館・ホテルがあり、内8件が温泉旅館です、 泉質的には県内屈指の名湯と思うのですがね~~ 咲花の温泉街は歓楽要素が何もなく、来ても湯しかないからな~~ 実はそんな咲花にも一つだけ観光要素がありましてね・・・・ まあそれは次回のお話といたしましょう。 今日は咲花温泉「いろりの宿ホテル平左エ門」のお話し・・・ ではまた・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日帰り温泉日記(下越編)] カテゴリの最新記事
|
|