テーマ:気の向くままに 史跡散策(45)
カテゴリ:新潟観光日記(社寺仏閣編)
さて暑い日が続きますね、こう暑いと外に出るのも嫌になりますね。
こちらも度々「熱中症に気を付けて」って市内放送が入ります、 不要な外出は控えて涼しい室内にいるのが良いのでしょうけれど、あんまり家に籠ってると光君が退屈しまして・・・・ 暑さのピークが過ぎた頃を見計らって弥彦神社に行ってみました。 越後一宮です、木陰が多いので意外と涼しかったです、まあ5時過ぎに行きましたので日中は知りませんが。。。。 暑いし特に何かイベントがあるわけでもないので空いています、 御祭神は「天香山命」、越後国開拓の祖神です。 古社ですので参拝作法が通常の神社とちょっと異なります。 まあでもその前にまずはお清めです、手水舎がありますので・・・・ これ「てみずしゃ」でも間違いではないのですが普通は「ちょうずや」と読みます、 手や口を清めるための場所ですね、参拝前によるのが一応の作法です。 もうすぐ拝殿ですがこういう神社の参道は真ん中を歩かないというのも作法です、神社の参道の真ん中は神様通る場所でそこは空けるのが作法となっています、 まあ神仏を信じる信じないは人それぞれですが、神社という宗教施設に来たならそのルールに従うのがマナーですね。 私はそんなものは信じないというのならそもそも神社には来なければいいのです。 誰もそんなことは強制しませんので・・・・ これが拝殿です、ここで古社独特の普通の神社とはちょっと違う参拝作法があります、 一般の神社の参拝は二拝二拍手一拝といいまして、2度深く頭を下げた後で2回拍手を打ちます、 しかしこの弥彦神社は古社であるがゆえに古式の参拝作法となりますので二拝四拍手一拝となります、 こういうのを長拍手と言いまして、現在の日本にはこの長拍手の風習が残る神社は数えるほどしかありません。 古来神道には一霊四魂という概念がありまして、荒魂、和魂、幸魂、奇魂それぞれに拍手を打つというのが作法となっています。 今の二拝二拍手一拝の作法は国家神道の普及とともに統一された略式の参拝作法で、一部の古社ではいまだこの旧神道の正式な作法が残っています。 先にも言いましたが信じる信じないは別問題で、神社という宗教施設に来たからにはその作法に従うのがマナーです。 嫌なら来なきゃいいのです。 他者の信仰を見下したり、むやみに否定したりする行為は野蛮です。 神社は観光施設である前に宗教施設なのですよ、郷に入っては郷に従えと言います、 個々人の信仰はさておき訪れた時にはそこのルールに従いましょう。 こちらは斎館、勅使をお迎えする建物です。 古社ですので・・・・、国の登録有形文化財に指定されています。 これは舞殿と楽舎、神様に神楽を奉納するための舞台とその楽屋ですね。 宗教臭い~~って当たり前でしょうが神社なんだから。。。。 これも舞殿、楽舎ともに国の登録有形文化財に指定されています。 参集殿、奉納される神楽を拝観するための建物です、大正時代の建物です、国の登録有形文化財です。 神社には意外といろんな建物があるんですよ、 全部は紹介しきれないのでその時々に紹介していますけれど・・・・ ちょっと神社から出ますね、 弥彦神社のすぐ隣にあって、駐車場は共用しています。 だからこの神社競輪開催日には結構混むんですよ・・・・ まあすぐ隣ですが神社に戻ります。 競輪場に隣接している鹿苑、大正時代に奈良の春日大社から譲り受けた神鹿が飼われています、 一時はこの鹿も数が減ってしまい3頭にまでなってしまったのですが、同じく春日大社の神鹿を祖先とする静岡の三嶋大社から鹿を譲り受け現在はある程度の頭数がいます。 春日大社の神鹿の子孫たちです。 なんか近寄ったら集まってきました、5頭ならんでシカレンジャーって感じですね。 こっちは鶏舎でこれは矮鶏、 鶏は「庭鳥」で日本で稲作が始まったのと同時期から鶏を飼う風習が始まったとも言われています、 その長い歴史の中で苦心の末に丈夫で美しい鶏を作りだしたのが日本鶏です、 ところが明治以降輸入された外来種に押され年々数を減らし、すでに絶滅の危機にさらされている品種もあります。 そこで伝統ある日本鶏を保存しようと作られたのがこの鶏舎でして・・・・ これは越後南京、新潟で生まれた日本鶏で軍鶏の交雑種です。 越後南京は軍鶏系の日本鶏ですが日本鶏は大別するとだいたい17の系統に分類できるそうです。 これは蜀丸、同じく新潟原産の鶏です、秋田の声良、高知の東天紅と共に日本三大長鳴鶏の一つに数えられています、 非常に美しい声で鳴く鶏です、天然記念物に指定されています。 弥彦神社は2015年に御遷座から百年を迎え鹿苑や鶏舎もきれいに立て替えられました。 同じくこの時に建て替えられたのが・・・・ 相撲場、奉納相撲なんて風習がありますよね、意外と縁が深い日本の武術と神社の関係。。。。 同じくこちらも建て替えられたのが・・・・ これ・・・、これも武術の競技場なんですが、こっちからだとちょっとわかりにくいですね。 逆側を見ると分かります、 今は使ってないので的がありませんが、これは弓道場です。 神社の境内っていろんな施設がありますね。 今日は弥彦神社のお話し・・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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