テーマ:気の向くままに 史跡散策(45)
カテゴリ:新潟観光日記(社寺仏閣編)
さてやっぱり暑いので犬の散歩に困ると。。。。
前回の弥彦神社が意外と涼しかったので、この方向で・・・・ 仁和元年に京都の石清水八幡宮からその分霊を勧進したのが始まりと言われています。 御祭神は誉田別尊、気長足姫命、比売大神 まあ一応この地域の総鎮守ということで・・・・ 三条市の三条祭りはここの例大祭なんですよ・・・・ まあただ弥彦神社より木陰が少ないのでやっぱり暑いね・・・・ 神社の周りも住宅地で熱気がこもるし。。。。 三条八幡宮は最初東大崎の八幡山にあったのですが、鎌倉時代に里に下り現在の位置に遷宮されたのですよ。 この八幡宮の参道として続いているのが八幡小路。。。。 三条八幡宮は北三条駅近辺の神社で、このあたりは所謂寺町、多くのお寺があります。 この神社から駅を基点にして反対側にあるのが東別院、駅を背にして右側にあるのが八幡宮で、左側にあるのが東別院、 でこの東別院からのびている小路が三条市の台所というか飲み屋街「本寺小路」です。 八幡様のお祭りが三条祭りで、東別院のお祭りがお取越し、取越報恩講です。 三条祭りは春のお祭り、お取越しは秋のお祭りですね。 三条夏祭りと並ぶ地元の三大祭りってとこでしょうか(笑) 三条市は金物の街、金物の製造が盛んな街です、 三条八幡宮には境内に金物の神様を祀った金山神社があります。 金山神社は金山彦神・金山毘売神を祀った神社で鍛冶と鉱業の神様です。 この神様は日本神話に登場する神様でしてね、イザナギとイザナミが様々な神様を産み出した神産み この神生みで最後に生まれたのが火の神「火之迦具土神」で何しろ火の神様ですので・・・ 産んだはいいけれど陰部を大火傷してそれがもとでイザナミは死んでしまうのですよ。 でイザナミが火傷に苦しんでいる時にその吐瀉物から産まれたのが金山彦神と金山毘売神の2神です。 本寺小路で飲み過ぎた酔っ払いの吐瀉物からは何も産まれませんが、そこはそれイザナミは天地開闢において神世七代の最後にイザナギとともに生まれた日本の原初の神の一人ですので・・・・ ゲロ吐く時もただでは吐かないのですよ・・・・・ 同じくこの時イザナミのうんこから産まれたのが波邇夜須毘古神と波邇夜須毘売神、土の神様です。 で、小便から産まれたのが彌都波能売神、水の神と和久産巣日神、この和久産巣日神の娘が食物の神「豊受比売神」です。 ハッハッハ、転んでもただでは起きないのです。。。。 でイザナミは結局死んでしまうのですけれどこの死体から産まれたのが八雷神です。 でイザナギは死んだイザナミを取り戻そうと黄泉の国まで連れ戻しに来たのですけれど、イザナミの姿は腐り蛆がたかって醜い姿になっていたのです、 これに恐れおののいて逃げようとしたのですけれどね、この時追ってきたイザナミを黄泉平坂を大岩で塞いで追ってこれないにしたのですね。 これに怒ったイザナミは「お前の国の人間を毎日千人ずつ殺す」と言ったのだそうで、対してイザナギは「それなら私は人間が決して滅びないよう、毎日千五百人ずつ産ませよう」と言ったのだそうで・・・・ 人の生き死にはこの時のイザナギとイザナミの壮絶な夫婦喧嘩に端を発しているんですって。 イザナミが生き返ることができず、黄泉の国から出れなくなったのは黄泉の国の食べ物を食べてしまったからで、黄泉の国の食べ物を食べると黄泉の国の住人になるのだそうで・・・ なんだかギリシャ神話のペルセポネのお話によく似てますね。 ペルセポネというのは豊穣の女神デメテルの娘でしてね、冥界の王ハーデスに冥界に連れ去られたのです、 でデメテルはゼウスにこれを猛烈に抗議、怒ったデメテルは地上に実りをもたらすことを止めたんですね、大地は荒廃しました。 ゼウスはついに折れてハーデスにペルセポネを地上に戻すように命令したのです、こうして大地は再び実りをもたらすようになったのですが、 ペルセポネは冥府の食べ物である柘榴の実を食べてしまってたのですね、冥府の食べ物を食べたものは冥府の住人となる、これがオリュンポスの掟でした。 困り果てたゼウスは1年を食べてしまった柘榴の実の数で割り、1年の内1/3を冥界で、残りの2/3をデメテルの下で過ごすように決めたのです。 デメテルはペルセポネが冥界で過ごしている間、地上に実りをもたらすのを止めたのです、こうして地上には四季ができたのですって。 神話って洋の東西を問わずどこかに共通するものがありますね。 今日は三条八幡宮のお話し、まあほぼ神話のお話でしたけれど・・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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