カテゴリ:新潟観光日記(イベント編)
今日から小正月のお話です(笑)
一気に現実の時間に近づきましたね。 小正月近辺には小正月近辺の行事があります。 まずこれ・・・・ 塞の神・・・ 地域によっては「左義長」とか「どんど焼き」とか言いますね。 お正月の松飾りを積み上げて焼くという行事ですね。 こちらではこの塞の神でお正月の書初めの習字を燃やすと字が上手くなると言われています。 私は子供のころこれやらなかったから字が上手くならなかったのですね(笑) ついでにこの塞の神の火でスルメを焼いて食べるとその年は無病息災に過ごせると言われています。 なのでスルメ持ってる人がたくさん。。。。 家から持ってくる人もいますがスルメは現地でも1枚600円で売ってます、 我が家も1枚買いましたが結構肉厚のスルメでまあ良心的な価格と言っていいでしょう、まあ地域のイベントなのであんまり利益とってないのでしょうね。 近隣の神社の焚き揚げとかで露天商が売ってるスルメはもっとしょぼいのでも1000円以上します。。。。 一応神事なので近隣の国上寺のお坊さんが来てお経をあげます。 確かこの坊さんこの裏の神社の神主も兼任してるんですよね、住職なんだか神主何だか知りませんが、まあ格好が坊主だから今日は住職ということで。。。。 お経が終わったら点火です、結構すぐにモクモクと煙が上がります、 やがて煙は大きな炎となって燃え上がり・・・・ やがて中の竹が燃え尽きて崩れ落ちます。 スルメを焼くのはそれから・・・・ こんなに轟々と燃えているときは危ないですのでね・・・・ 一年間の無病息災を願って大火傷していたのではシャレになりませんからね。。。。 四方に針金をつけて調整し、真下に落ちるように調整しるのですが、まあなかなか上手くはいかなくて、 今年はちょっとズレた・・・ さて焼け崩れて山が低くなったらそろそろスルメの出番です。 さあ焼いて食べましょう・・・・ まあ縁起ものですのでダイオキシンとか無粋なことは言いっこなしで。。。。 まあこれだと煤もつくんですがまあそれも無粋なので言いっこなしで・・・・ さて塞の神というのは本来道を塞ぐ神様でしてね・・・・ 古来「道」は交易をもたらし、富をもたらすものであると同時に、夜盗を招き入れ、疫病を蔓延させる災厄を運ぶものでもあったわけです。 利益だけを招き入れ災厄をそこで塞ぎ食い止める神様が塞ぐ神、遮りの神、「さいのかみ」だったわけです。 各地に残るこういう松飾を燃やす儀式って太古の道を塞ぐ儀式、道切の儀式の名残だったりします。 さてこの塞の神、道の駅「久賀美」で行われたのですが、この国上からは歴史に名を遺す「怪物」が生まれてましてね・・・・ この神社はその歴史上の怪物「外道丸」を祀る神社です。 なに?外道丸知らない?。。。。 え~とですね、外道丸というのはですね。。。。 史上最強と言われた「鬼」、酒呑童子のことです、 酒呑童子は絶世の美少年で、非常にもてたのだそうです、ところが女心のわからない外道丸は貰った恋文を読むこともなくつづらに入れて放置したのだそうです、 ある日恋焦がれた娘がその命を絶ってしまった、思い伝えることができなかった恋文は煙となって立ち上り外道丸の姿を鬼に変えてしまったのでした。 酒呑童子はやがて京に上り、多くの部下を従えて悪逆の限りを尽くします、 そして源頼光と頼光四天王に退治されることになるのです。 恋と鬼にまつわるこの神社、現在は縁結びの神様となっております。 今日は塞の神のお話・・・・ 「それ食べる!!」「ちょっとくれ!!」 スルメが気になってしょうがない光君でした・・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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