カテゴリ:新潟観光日記(イベント編)
さて今日も小正月のイベントのお話です。
今日はですね・・・・ 三条八幡宮と金山神社の献灯祭のお話です。 1月14日の夜から15日の明け方にかけて行われるイベントでしてね。 氏子から奉納された大きな蝋燭に火を灯すイベントです。 まずこっちは八幡宮です。。。。 蝋燭は直径50cm、高さ1mもある巨大なもので、重さは30kg~50kgほどあります。 江戸時代から続く三条の冬を彩る風物詩です。 ただですねこのイベントもともと翌日が祝日の14日に行われていたのでかつては夜中、12時前後に参拝のピークを迎えていたのですが・・・・ ハッピーマンデー法の成立により15日の成人の日が1月2週目の月曜日に移動してしまったので・・・・ 翌日が休みでないので参拝時間がどんどん早まり、今は8時~9時くらいにピークを迎えるようです。 翌日が仕事じゃ夜中の参拝は減っていきますよね・・・・ ちょっとボケたけれどこっちは金山神社・・・・ 鍛冶、鉱業の神様金山昆古神(かなやまひこがみ)・金山毘売神(かなやまひめがみ)を祀る神社です、三条の地場産業は「金物」ですので地元の産業に根差した神様ですね。 神生みでイザナミが大火傷をおって苦しんでいるとき、その吐瀉物から生まれたのがこの神様でして・・・・ 同じくこの時その大便からは土の神様「波邇夜須毘古神(はにやすひこがみ)」「波邇夜須毘売神(はにやすひめがみ)」が生まれ、 小便からは水の女神「彌都波能売神(みつはのひめがみ)」と食物の神「和久産巣日神(わくむすび)」が生まれています、 この和久産巣日神の子供が伊勢神宮の下宮に祀られ天照大神の食物を準備すると言われている豊受気媛神(とようけひめがみ)です。 でこの神生みでイザナミが死んでしまったことに怒り、イザナギに切り殺された火神火之夜芸速男神(ほのかぐづち)の血から生まれたのが、 出雲の国譲りで建御名方神(たけみなかた)を負かした建御雷神(たけみかづち)です。 でですね、死んでしまったイザナミを取り戻そうと黄泉の国に来たイザナギがイザナミの変わり果てた姿に恐れおののき逃げ帰る時、 追ってきたイザナミを黄泉平坂でこれ以上来るなと投げつけた杖が化生したのが前回の日記で紹介した「塞の神」です。 ほ~ら繋がった・・・ で、本来「正月」というのは1月の別称で1月いっぱいが正月です、 正月の中でも3日までは三箇日と言い祝日を同じ扱いになります。 で、15日の小正月までが松の内といって松飾りをします、で小正月の塞の神で外した松飾を燃やして飾り納めをするわけです、 江戸時代この松の内を短縮し、松飾を6日までとし、7日に飾り納めをするというお触れを幕府が出しました、これによって関東を中心に松の内は7日までという風習が生まれたわけです。 まあいずれにしても遅くとも15日で松の内は終わり、この日で実質正月の行事は終わるわけです。 ハレからケへ、さ、平日ですよ。。。。 ということで今日は献灯祭のお話・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[新潟観光日記(イベント編)] カテゴリの最新記事
|
|