テーマ:日帰り温泉あれこれ(1032)
カテゴリ:日帰り温泉日記(中越編)
久しぶり・・・でもないけれどスーパー銭湯に行きました。
みつけ健幸の湯「ほっとぴあ」です。 ちなみに今日はほとんど写真がありませんので講釈ばかりになります(笑) って、こらこら逃げない逃げない・・・・ 天然温泉が良かったのですが時間が遅かったので開いている天然温泉がね。。。。 このスーパー銭湯にはですね人口の炭酸泉があります。 炭酸泉は血行を促進し老廃物の排出を促し、血圧を下げる効果があると言われています。 美容で注目されている泉質の一つですね。 似たような名前の泉質にですね炭酸水素塩泉ってのがあります、どっちにも「炭酸」がつくのでややこしいのですね。 炭酸水素塩泉も美肌泉の一つで近い効能のところもあり、炭酸水素塩泉に炭酸泉の成分が含有されていることもあり、まあ似たようなところもあるのですが・・・ 違う部分をありまして・・・、 まあ炭酸泉は血行促進効果が強いのでどちらかというと「温まりの良い湯」なんですが、 炭酸水素塩泉は肌の洗浄作用が強く(泉質にもよりますが)清涼感が強い湯、「冷の湯」なんですよね。。。 じゃあ何が違うの? 当然ですが含有されている成分が違います。 炭酸泉は正式名称二酸化炭素泉、温泉に多量の二酸化炭素(CO2)が含まれている場合にこの泉質がつきます。 二酸化炭素はですね温泉には遊離二酸化炭素(CO2)として含有しますので、低めの温度が適していて高温になると遊離成分はすぐに抜けてしまって何の効果もなくなります、 低温であっても時間経過とともに遊離成分は抜けていきますので、鮮度の低い炭酸泉はその効能はほとんど期待できません、 循環なんかもってのほかで炭酸泉であれば少なくともかけ流しでなければ意味がない。 有名な炭酸泉としては有馬温泉の銀泉が炭酸泉です。 あ~ちなみに今日の写真掲載は全て終了したので(最後の光君以外)後は講釈だけですよ(笑) だから逃げない逃げない。。。。 一応ですね、療養泉の基準としてですね遊離二酸化炭素が250mg/kg含まれていれば温度や他の成分に関係なく温泉として認めれれます(この場合泉質名はつかない) で、炭酸泉としての基準を満たすのはですね遊離二酸化炭素が1000mg/kgを超えた時で、 他の含有成分が塩類泉の基準に満たなければ「単純二酸化炭素泉(単純炭酸泉)」となり、 塩類泉の基準を満たす場合には含二酸化炭素泉になります。 一方で炭酸水素塩泉っていうのは塩類泉の分類の一つで塩類泉の主成分が炭酸水素(HCO3)であるものを炭酸水素塩泉と言います、 塩類泉というのはガス性を除く溶存物質の「総量」が1000mg/kgを超えている場合に塩類泉に分類されます、 なので炭酸水素塩泉と言っても別に炭酸水素(HCO3)の含有量が1000mg/kgを超えているわけではありません、あくまでも溶存成分の合計が1000mg/kgを超えていて、 その中で最も多い陰イオンの成分が炭酸水素であるということになります。 まあとはいえですね、炭酸水素が主成分の温泉であることはまあ間違いないわけでして、 炭酸水素塩泉であれば陰イオンの主成分は炭酸水素なんですが、これが陽イオンの成分でさらに細分化されます、 というか細分化された旧泉質名の方がなじみがあると思います、 まず陽イオンの成分がナトリウムイオンの場合、Na-CO3が主成分の温泉・・・ Na-CO3ってですね、「重曹」ですなのでこの場合は旧泉質名「重曹泉」今の泉質だとナトリウム-炭酸水素塩泉ということになります、新泉質名だと化学式みたいでさっぱり分からないでしょ~~(笑) で、この重曹ってのはですね重炭酸ソーダと言いましてね洗剤の主成分の一つですね、まあつまるところ天然の石鹸入りの温泉に浸かってるようなものでして。。。。 なので炭酸水素塩泉は肌の洗浄効果が高いわけです。 まあこれが炭酸水素塩泉の主要な形の一つなんですが、他の形もありまして。。。。 陽イオンがカルシウムが主成分の場合、Ca-CO3「重炭酸カルシウム」が含まれた温泉ということになります、ちなみにこうなると温泉は白く濁る場合があります。 まあ石鹸カスの主成分なんで洗浄効果は重曹泉の方が高いんですが、これをカルシウム-炭酸水素塩泉と言います、(旧泉質名は後でね・・・) で、陽イオンがマグネシウムが主成分の場合はMg-CO3「炭酸マグネシウム」が含まれた温泉ということになりますね。 炭酸マグネシウムって滑り止めの粉だよね・・・・、これをマグネシウムー炭酸水素塩泉といいます、 で炭酸マグネシウムとか重炭酸カルシウムとかってですね、「重炭酸土類」って言いましてね、旧泉質名だと「重炭酸土類泉」になります。 岩手の夏油温泉や新潟の瀬波温泉、それに滋賀の雄琴温泉などが炭酸水素塩泉になりますね。 白く濁る温泉ていうと硫黄花で濁る硫黄泉を思い浮かべますが、炭酸水素塩泉も白濁する場合がありましてね、白く濁る原因は重炭酸土類の石灰でこれを「石灰花」といいます。 ということで今日は「みつけ健幸の湯ほっとぴあ」のお話、と言いつつほぼ炭酸泉と炭酸水素塩泉のお話・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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