テーマ:☆主婦の生活☆(1566)
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ニョボが夏休みで実家に戻っている間に、面白いものを発見しました。
「1967年家計簿」 1967年と言えば昭和42年、ニョボが生まれる4年前です。この前年にニョボ両親は結婚したので、その翌年である1967年から家計簿をつけはじめたのだと思います。 その40年前から1冊も欠けることなく、家計簿をつけ続けているニョボ母。何ヶ月もつけていなかったり、計算が合わないこともあるそうですが、それでもつけ続けています。それだけで尊敬です。家計簿には日記を記す欄があって、「ニョボ姉、初めての散髪」だとか、「ニョボから母の日にカーネーションもらう」だとか、書き留めていなければ間違いなく忘れられているであろう歴史がそこにはありました。 そして、その栄えある1冊目。1967年の家計簿がこれ…もう、ボロボロですね…。 ニョボの実家は平均的な地方公務員家庭でした。なので、家計簿の中身をみても大した贅沢もなく、やりくりしながら生活していたのが見て取れます。 ちなみに、当時の月給ですが、67年の家計簿には記載がありませんでしたが、1969年からの給料(無断でごめんよ(^-^;))は給与明細が年ごとに貼って残してありました。 1969年:25,000円 1971年:33,000円 1973年:70,000円 1975年:120,000円 昇進などもあったのかもしれませんが、6年間の間に給料が5倍弱っ!!! さてさて、では1967年当時の家計簿記載の価格を少し…。 新聞代:450円 バナナ:120円…高いですよねぇ。今とほとんど変わらない!? いちご:90円 サランラップ:180円…これも高い! 食パン一斤:40円 米10kg:1215円 散髪:350円 石炭1袋:270円…お風呂を沸かすのに使っていたそうです そして、とても興味があったのが、家計簿に載っている広告や生活メモなる記事。 広告:ピジョン紙おむつ 大判5枚入 165円 パック型6枚入 990円 新生児用10枚入 200円 ………物価から考えたら、めちゃくちゃ高かったんですね、紙おむつ。 参考までに、現在の価格は、メーカーやサイズにもよりますが60~70枚入りで1300~1500円位。 生活メモ:外国向け普通郵便料金 摘要欄 先方へつくまでの日数は 沖縄…約2週間 サンフランシスコ…約1ヶ月 ヨーロッパ…約2ヶ月 オーストラリヤ(オーストラリアじゃないし(笑))…約40日くらい ………沖縄が日本に返還される前ですね、1967年って。当然の事ながら諸外国への郵便物は船便…。 生活メモ:外国向けの電報・電話料金(3分) 香港:1890円 ニューヨーク:3240円 ロンドン:4320円 カイロ:5490円 ………たかーーーーーーーっぃ!今や音声通話ソフトなんかつかってタダで海外と会話できるのに。40年ですごいなぁ。 参考までに現在の価格。(KDDI 一般加入電話から昼間3分)香港:50円、ニューヨーク:18円、ロンドン:43円、カイロ:99円。 ざざ~っと、昔の家計簿を見ましたが、1967~68年くらいは『いかに少しだけでもお金を貯めていくか。』というのが出版元の意図として読み取れます。『少しだけでも貯金しましょう』みたいな文字がよく見られました、しかも今みたいにポジティブな下りではなく、どちらかというと暗い、必死なかんじ(笑)、広告も電卓やそろばんなど。それが、1970年頃から家計簿の紙の質まで変わってきます。明らかにモノがよくなってました。そして、いわゆる「料理レシピ付家計簿」に移行していき、中身にも、高級(そうな)鍋やガスレンジ、洗濯機の広告が登場。冷凍食品もこの頃から広告が出てました。 時代が大きく変わっていくちょうどその頃の匂いを感じられる、とてもいい資料をみることができました。ニョボ母は「財産」だと言いました、あれだけ引越を繰り返したのに、家計簿だけは全部持ち歩いていたわけです、そりゃ、財産に間違いない!残してくれてありがとぉ♪ 1968年の家計簿には、殴り書きの落書き、不自然な破れがあったりしました。おそらく、1歳前後になったニョボ姉が書いたり、破ったモノだと(笑)。なんだか微笑ましいです♪ ニョボが結婚当初から、かなりサボり気味なりにも家計簿を毎年買ってはつけ(そして、挫折し(笑))ているのは、そこなんです。日記のところにはやっぱりちょこちょこと子供達のこと、家族のこと書いてます。ワカが家計簿に書き記した落書きには「●月○日ワカが書いた」と責任の所在をはっきりとさせてますよ(笑)。 子供達が大きくなったときに、ニョボがつけた(といえるほどはつけてない)家計簿見て、ニョボ家の歴史を振り返ってくれたりするかなぁ…なんて、勝手に想像しちゃったりしてます。 …にしても…、ホント、ちゃんと1年つけたことないなぁ………。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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