家族と楽しむ季節

　ヒメと１年間通った親子サークル”ぞうさん”を、３月１５日、無事修了しました。３年保育なら既に幼稚園に入園している年齢のヒメ、年少分の１年間をこのサークルで週１日の１時間過ごしました。

　先生は３姉妹。それぞれ幼稚園の教員免許等の資格を持っていらして、毎回挨拶から始まり、歌、体操、製作、紙芝居と幼稚園のような時間でした。幼稚園の入園が近づく年明けからは、いつもは一緒に製作をするママを壁側に座らせて、幼児のみで製作できるよう、また母親と離れる準備をしてくれました。

　ママ友から評判を聞いて入会したのですが、月３０００円の会費では申し訳ないほど、イベントもたくさんありました。いつもは区の会議室のような場所で行うサークルも、クリスマス会では大きな部屋、運動会は区の体育館、そして発表会では大ホール（750席）を借りてのイベントでした。１クラスは１５人程度の幼児（１才半～幼稚園入園まで）ですが、全部で９クラスあるんです、運動会や発表会は全クラス合同なので迫力満点。ネットなどで会員を募集しているわけでもないのに、いつもクラスは満員。キャンセル待ちが出る人気のサークルなんです。


発表会でのダンス”南の島のハメハメハ大王”

　その最終日、クラスでお別れ会がありました。お菓子を食べながら修了証をもらって、１～３月の皆勤賞をもらって、一言ずつ。ワイワイとお話しながら過ごす１時間はあっという間で、最後の挨拶をしたら先生が「先生の所に来て、最後にぎゅぎゅぅってさせてね。」と言ってくれ、その言葉で涙がこぼれました。一人一人ぎゅぎゅぅっが終わって帰る準備をしているのに、ヒメの姿がありません。「あれれ？」と思っていると、テーブルの端で下向いて止まってます……「ヒメ、どした？」と聞くニョボの顔を見た途端、口を真一文字に結んで見上げた顔がみるみる崩れて、それでも一所懸命抑えながら泣き始めました。

「もう……せんせいとかぁ……おともだちとぉ……会えなくなっちゃう……」

　言い終わった途端、堰を切ったように号泣です。サークルではいつも明るく、時にアホゥなことをして、歌や挨拶ではたとえ遅刻してこようとも最前列のセンターに割り込んでいたヒメ（笑）。家では最近再びギャング化して、毎日のように叱られているヒメ。そんな彼女を「オレさまヒメ」と思っていたのに、”心のソコのところ”がちゃんと育っていてくれたんだ、と思うと、引いたはずのニョボの涙もまた溢れてきました。ヒメの生活に、ぞうさんがちゃんと溶け込んでたんだね。



　オレンジ色の毛糸と折り紙でナポリタン作って遊んだね、茶色の毛糸で焼きそばも作ったっけね。
　新聞紙丸めて折り紙貼り付けて、たこ焼き屋さんやったね、ハンバーガー屋さんもやったね。屋台のセットが楽しかったね。
　いっぱいの新聞紙をビリビリに裂いて、みんなで埋まって遊んだね、母さんもストレス発散できたよ。
　オクラを使ったスタンプであじさいの画を描いたね。足にもいっぱい押したね（困）。
　母の日にもらった、ティッシュケース捨てられずにいるよ。父の日に父さんに作った小物入れ、父さんはいつも寝るときにメガネを入れて使ってるよ。
　折り紙上手に折って、ドングリ作ったね。
　いつも元気に体操してたね。
　いつも静かに紙芝居を聞いてたね。
　名前を呼ばれたときに、大きな声で返事ができてたね。
　発表会での挨拶、上手だったよ。

　先生方、ご指導くださり本当にありがとうございました。たくさんの経験と想い出を抱きしめて、幼稚園に入ります。



　夜寝るときに、「母さん……ぞうさん、いっぱい連れて行ってくれてありがとぉ。遠足の時、お弁当作ってくれてありがとぉ」と抱っこで言ってくれました。外から見ただけでは親でも気づかない成長を、子供はしているものなんですね。

　いや……しかしながら、最近の目に余るヒメのギャングぶり……部屋のドアにポスカで落書きされた……布団に水をぶちまけられた……買ってきたばかりの高い保湿ウェットティッシュを全部出された上に遊びに使われた……。幼稚園、大丈夫かいなー（笑）！

　今年のひな祭りは、ワカが幼稚園で作ったひな人形、ヒメがサークルで描いたひな人形の絵を飾りました♪



いよいよ明日はワカの修了式！乞うご期待っ（←何を！？）！