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今日、千葉県女性センターのお仕事で、
男性向けに地域参画デビューのワークショップをさせていただきました。 2007年から団塊の世代が定年を迎え、地域に参画し始めます。 会社に勤めてこられた方が、あたらめて自分の住む街に どう関わっていくのかを考える時が近づいています。 ここのところ、2007年は大学全入時代へにの突入などとあいまって 特に注目されています。 その時、迎え入れる地域と、入っていく方が少しでも スムーズに出会い、地域の発展のために手を携えていくために 何が必要か、というテーマは、地域社会の発展という大きな視点 だけではなく、団塊の世代の方がいらっしゃる家庭では、とても身近な テーマではないでしょうか。 今日私は、地域に入っていく人と迎える人の間には お互いを理解しようという気持ちと行動が必要なこと、 そのために、「相手の話をよく聴く」、ということを テーマにワークショップをしました。 参加された皆さんは、すでにそれぞれの地域で活動を始めている 方々でした。 さすがに問題意識も高く、実際に様々な活動もされているので、 経験談をお聞きするだけでもとても勉強になりました。 年齢も私の父だとしてもおかしくない方ばかりでしたので どうなることやら、と思いながら進めました。 そんな心配も必要なかったほどに、皆さん慣れないながらも、 演習にまじめに取り組んでいただき、場もなごみ、 それぞれに気づきを得られたようでした。 中でも私がとても感動したのは、ある方のあり方でした。 その方は、おそらく70歳に届こうかという感じの方で、 とても精力的に地域の活動をされています。 その方がワークショップの演習の中で、実に嬉しそうに 相手の話を聴いておられるのです。 ニコニコと笑顔で、素直にお聞きになる姿がとても印象的でした。 ワークショップ後にその方が私のところに来られて、 「私は本当に人の話を聴いていなかったことに気づきましたよ。 今日は本当によかった。家に帰ったら、妻の話をじっくり 聴いてあげようと思います。」 と目をキラキラさせながら、嬉しそうにおっしゃったのです。 私はなんだか無性に嬉しくなって、自然とふかぶかと頭を下げ、 何度も何度も、お礼を言いました。 と同時に、30ほども年の違う間でありながら、僭越ではありますが、 ともに学ぶものとしての爽やかな共感のようなものを感じました。 そして、年齢に関係なく、いつでも謙虚に自分を見直したり、 知らないことに好奇心を向け続けることことの大切さを あらためて教えていただきました。 そして、このようにして、異世代が出会い、交流し、 学びあっていくことがそこかしこで起こっていったら、 おのずと地域の力も高まっていくのだろうな、と思ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月22日 20時07分59秒
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